NASAのミッション、温室効果ガスの排出源の発見に優れる
16か月前の打上以降、国際宇宙ステーション(ISS)に搭載された EMIT 画像分光計は、地表の鉱物などを検出する能力を示してきた。
国際宇宙ステーションからメタンの噴出を初めて検出してから1年以上を経て、装置からのデータは温室効果ガスの点源排出量を特定するために使用されている。
2022年10月に開始された EMIT(Earth Surface Mineral Dust Source Investigation:地表鉱物塵源調査)は、世界の乾燥地域の地表にある主要鉱物をマッピングしている。これらの鉱物関連の観測は研究者達や一般の人々も利用でき、大気中に舞い上がった塵が気象にどのように影響するかについての理解を深めるのに役立っている。
メタンガスの検出は EMIT の第一目的ではなかったが、装置の設計者達はその能力を期待していた。2022年8月以降750を超える排出源が特定されており、その中には小規模なもの、遠隔地のもの、時間的に持続するものなど、この機器は十二分に成果を上げていることが新しい研究で明らかになった。
<ひとこと>: 右上のイメージは、2022年9月1日に、ウズベキスタンの南の400平方キロメートルのエリアの中に12のメタンの噴煙を捉えた例。右下のイメージのリンク先は動画 Youtube 。この動画では、国際宇宙ステーションのロボットアームが、 EMIT をステーションの外側に装着している。
<出典>: Jet Propulsion Laboratory
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