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夜のアテネ
国際宇宙ステーション(ISS)に搭乗した宇宙飛行士が、ギリシャの首都アテネの夜間写真を撮影した。この都市は、ギリシャ南部のアッティカ半島の複雑な海岸線にある。街路は照らされた川のように曲がりくねり、都市のスプロール現象は海岸まで広がっている。
上空から撮影された夜間の写真では、都市開発が水域や荒れた未開発の地形と出会う場所で、明るいエリアから照明のないエリアへの急激な変化がよく発生する。この写真では、アテネの南端、サロニコス湾と出会う場所で照明が急激に途切れている。市の北西部では、パルニタ山脈の影響で照明が急激に低下する。同様に、街とアテネ国際空港の間に光がないのは、ヒュメトス山脈の起伏の多い地形によるものである。この範囲は考古学的なサイトと保養のエリアを有する森で覆われている。
アテネの古代と現代の要素もまた夜に対比される。黄色とオレンジ色の光は古い、高圧ナトリウムの照明を示す。明るい白を基調とした照明は、最新の LED (発光ダイオード)技術で照らされた領域を示す。中心の市街地の小さな暗い斑点は、アクロポリス、パルテノン神殿、オリンポス・ゼウス神殿など、紀元前5世紀の主要な古代ランドマークのいくつかを囲んでいる。
宇宙飛行士のこの写真は、2022年9月17日に、焦点距離 180 mm のニコン D5 デジタルカメラで撮られた。このイメージは、国際宇宙ステーション(ISS)の地球観測施設(ISS Crew Earth Observations Facility)とジョンソン宇宙センターの地球科学・リモートセンシングユニット(Earth Science and Remote Sensing Unit)から提供されたものである。
<ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。
<出典>: Earth Observatry
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