オーストラリアを熱が覆う、山火事に燃料を供給
北半球の今年の夏は激しい熱波が全球を覆いました。今、夏を迎えている南半球はどうなっているのでしょう?
北半週に住む我々は、つい、今の、冬の寒さに気をとられがちですが、地球全体の温暖化を見るとき、季節が逆になる南半球の気象の今の傾向を知ることは、来夏に向けても、極めて重要な要素になると思います。
2023年12月16日から17日にかけて、初夏の熱波がオーストラリアの大部分を襲い、ニューサウスウェールズ州では数十件の山火事を誘発した。
右図は12月16日のオーストラリア全土の気温をモデル化したものである。これは、衛星観測と、大気圏における物理的なプロセスを表すために数学的な方程式を使った、ゴダード地球観測システムモデル(GEOS)のバージョンによって予測された温度とを結合することによってつくり出された。この図はオーストラリアの東部夏時間午後2時ごろの温度を表し、 最も濃い赤は摂氏45度超のエリアを示している。
熱波は、特に西オーストラリアで激しく、国の気象局によると、温度は、年間の標準記録より摂氏10度高い、摂氏40度超に達した。12月16日には、テルファー(Telfer)の遠隔地の鉱山の町で、この日の国の最高温度摂氏45度を記録した。熱波は、また、オーストラリアの東部にも及んだ。この日、ブリズベンの温度は摂氏33度に達し、シドニー空港では摂氏34度を示した。
<ひとこと>: 右下の図は、12月17日に、ニューサウスウェールズ州ナラブリ(シドニーの北西360キロ)の近くで起きた山火事の煙。大判はそれぞれのイメージをクリック。
<出典>: Earth Observatry
★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
<ミッション別ページ>
各ページへのリンク(ペ-ジ欄をクリック: スマホの方は横位置でご覧ください)
火星探査の今 | 土・日・祝日は休載 | ||
ハッブル宇宙望遠鏡 | 週の初めに掲載 | ||
ジェームスウェッブ宇宙望遠鏡 | 週の初めに掲載 | ||
アルテミス2 | 2004年有人月周回準備 | ||
国際宇宙ステーションは今! | 特別な出来事のみ掲載 | ||
<参考> 宇宙科学の話題 | 発表の都度 | ||
<参考> NASAテレビ放送予定 | 宇宙ステーションの定常業務は省略 |