冥王星の赤道近くの領域のこの新しいクローズアップのイメージが、巨大な驚異、氷の地表上 3,500 メートルにそびえる若々しい山の連なりを明らかにしている。この山は、恐らく1億年以内に形成され、まだ構築中かもしれない。このことは、冥王星の地表の1パーセント未満をカバーするこれらのクローズアップ領域が、今日、まだ地質学的には活動的かもしれないことを示唆している。その若い年齢が、クレータの欠乏に関する、この光景を推測させている。巨大な惑星の氷の月とは異なって、冥王星は重力の相互作用によってその月を熱することができない。他のあるプロセスがこの山の光景をつくり出しているのだろう。メタンと窒素の氷が冥王星の表面の多くを覆っているが、これらの素材は山を造るほどの強さはない。恐らくより固い素材最も可能性のある水の氷がピークをつくった。このクローズアップイメージは、宇宙船が惑星の表面から 77,000 キロメートルであったニューホライズンズ最接近の約 1.5 時間前にとられた。このイメージは径 1.6 キロメートルより小さな構造を容易に見分けることができる。
<注>: このイメージは合成してあります。関連するアニメーションが提供されています。 こちら(Youtube) から。
<出典>: 「ニューホライズンズ」
<デスクトップ壁紙>: こちら(1600x900) から