日食中に見上げ、見下ろす
2024年4月8日、皆既日食が、メキシコ、米国、カナダの一部を通過した。月が地球と太陽の間を通過し空が暗くなり、その明るい光が覆い隠されるのを何百万人もの人々が目撃した。
国際宇宙ステーションの宇宙飛行士達は、北アメリカを横断する月の影を見下ろした。左上のイメージは、宇宙ステーションが北大西洋上空を周回しているときに撮影されたものであり、地球の明るい地平線とともに日食の暗い影を示している。宇宙ステーションにドッキングしているクルー船が左下隅に見える。
皆既日食は、太陽の活発な外層大気(コロナ)を観察し、研究するユニークな機会を提供する。上の合成写真の中央に見える皆既では、月が太陽の明るい面を完全に遮り、はるかに暗い太陽コロナが見える。この合成は、オハイオ州クリーブランドで、月が太陽の表面を横切って移動するのにかかった約 2.5 時間の間に撮影された。
日食の時、太陽は太陽極大期に近づいていた。活動の高まりは太陽の磁場が反転する約11年ごとに起こる。太陽の活動は、2017年の皆既日食の時、太陽活動極小期に近づいていた。その結果、磁場のもつれは少なくなり、吹き流しは太陽の赤道域に限定されていた。(写真は今回のもの)
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<出典>: Earth Observatry
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