モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

筆を置くタイミング

2006-03-19 19:02:00 | スタッフ講師
Imajoinu今城 透明水彩

オバラがメキシコで撮った写真を元に制作しました。
眩しい陽射しの中にあどけない表情でこちらを見つめるチワワが2匹。何気ない一瞬。
この絵がさり気なく空気まで感じられるのは、いつもは緻密に描き過ぎてしまい少々息苦しくなってしまいがちな所に気を付けて、直射日光のあたった建物の色彩を大胆に抜き、あまり描き込む前に筆を置いてしまったからです。
絵を描く時、一番最初にする事は“対象をじっくり観察する”いつもは気付かない面白さを発見して画面に写し取るのがポイントです。それができるようになったら、描く部分とあえて描かない部分とを作り画面の中にメリハリをもたせる。実はこれが難しいのですが、今城さんは常に完成したところのイメージをしっかり持って筆を置きました。もう本当に何も言うことはありません!魅力的すぎます!惚れました!
ただ一つ心配なこと・・・  アドバイスすることがなくなったらどうしよう。

~豆知識~ チワワはメキシコの地名です。メキシコ原産の犬です。



コメント
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