モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

絵には苦労は現れない。

2006-07-29 17:43:26 | スタッフ講師
Uenosuisai上野 透明水彩
お友達のご家族の微笑ましい写真を絵にして差し上げたいと、上野さんが何ヶ月にもわたり格闘し続けた結晶です。和やかで自然な笑顔が魅力的な爽やかな絵になりました。
柔らかくサラッと描いたように見えるこの絵ですが、相当な苦心の末に出来上がったのです。実はこの絵は2枚目で、最初に描いた方はイマイチ決まらない顔の影を色々描き加えるうちに、鑞人形のように表情が固く、顔色も悪くなってしまいました。その失敗をふまえた上で出た自然さや柔らかさなのです。
多くの方は失敗や形を直す事をゼロに戻ることと思ってしまいがちですが、その失敗に気付いた時点で既にそこはゼロではなく10でも50でもあるのです。と、昔自分が言われていた事を生徒さんの絵を見て実感します。
上野さんが苦労した事はわからなくても、この絵ならお友達もきっと喜んでくれるでしょう!
あかね
以下 ご本人から↓
題名
1『キターーー(゜∀゜)---』
2『大坂ファミリー』
感想
『始めはアクリルで描いていたのですが、上手く描けなかったので、透明水彩で描き直しとなりました。透明水彩になった事で絵の感じが柔らかくなり、家族の幸せな感じが表現が出来たと思います。プレゼント用として、写真を見ながらかいたのですが、人物ってとても難しいと思い知らされました。髪の質感とか、肌の質感とか、まだまだ修業が足りないようです・・・。しかも、似てないような似てるような・・・』


コメント
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