モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

日本人はすごい!

2006-08-12 14:27:08 | スタッフ講師
Jakuchu
オバラ先生の展示を見に行かれてもっともっと芸術に触れたい!と思われた方。残念ながら行かれなかったけど(まだ三渓園の展示にチャンスがありますよ)良いものを見たい!と思っている方。この夏『美術館デビュー』したい!という方。お薦めの展示があります。

東京国立博物館で8/27(日)まで開催している ~プライスコレクション 「若冲と江戸絵画」展~ です。
イギリスのコレクター、ジョー・プライス氏のコレクションの中から伊藤若冲(いとうじゃくちゅう)という江戸時代の日本画家を中心に、京画壇や琳派の傑作がそろっています。「若冲?琳派?なんじゃそれ?」と思われた方にも疲れない程度のわかりやすい解説がついています。動物等のモチーフが多い為、子どもでも充分に楽しめます。
私が興味深かったのが「日本美術を鑑賞する際、光の果たす役割は非常に重要である。」というプライス氏の持論に基づき、ひとつの作品に強弱の変化を付けた光をある方向からあてて鑑賞するという展示です。学生の頃薦められて読んだ、谷崎 潤一郎 『陰翳礼讃』という評論を思い出しました。(このはなしはまたいづれ)

ともあれこの展示には堅苦しい事は考えなくても、素直にほぅーと唸ってしまう絵が揃っています。興味を持った方はこちらをご覧ください。

お知らせが遅くなりあと2週間しかありません。行かれそうにない方、こちらのブログ会期前には(4/19~7/3)プライス氏本人のコメント入りで一日一枚出展作品が紹介されています。本物にはかないませんけどね。

あ、ちなみにこの展示かなり混んでます。。。

あかね



コメント
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