
オバラです。
以前、“アトリエで一番難しいモチーフ”とご紹介したサックスを、大沢さんもチャレンジしてくれました。
細かな部品が多く、パーツとパーツの位置関係が金属の光に邪魔されて大変見難いのですが、最後まで粘って描きりました。次回はこのデッサンを元に木版画にチャレンジするとのことなので、とても楽しみです。
以下、大沢さんの言葉です。
全体の形も難しかったのですが、つじつまが合わなくなったり、部品の前後がわからなくなったりと苦労をしました。
この金属質のモチーフを描くことによって、形を描いた後はまず白黒の明度を描き、おおまかな立体感を出し、最後に金属の光沢の質感を固い鉛筆で表現するという理由がスッとわかりました。
でもまさか自分がこんなに描けるとは思いませんでした。以前ならサクスフォンを見ても楽器としか思わなかったのに、モチーフとして描いてみたいと思えるようになったことが、本当にうれしいです。