
この絵は、モネの有名な作品のうちのひとつ「日傘をさす女」です。学校での美術の授業や教科書などで、印象派のページなどに載ってたりしますね。僕の大好きな作品のひとつです。
高校生になるまで、ポップなものやデザインが好きで、アカデミックな絵画はほとんど見る機会がありませんでした。ほんとに教科書の上でしか知らなくて、見に行ったとしてもダリやマグリットのような、空想の余地がある作品ばかりでした。とくに印象派の絵などは、やんわりした空気などが自分には合わないと感じていましたね。
しかし何を思ったかフラッと入った西洋美術館かどっかで、モネの「睡蓮」を見たときはビックリ。平日でモネの絵を独り占めできたってのもありますが、初めて故人と会えたような気がしたんです。なんていうか、頭の中が睡蓮になった、とでも言いましょうか…。一瞬、モネになったみたいな感覚っていうか、とにかく素晴らしかったんです。
それ以来、デザイン以外でも、立体・写真・工芸・日本画など、新旧問わず展覧会に行くようになりました。モネは、人生で最も影響を受けた作家のひとりです。
近くで見た時の筆の勢い、離れて見た時の空間、とても素晴らしいので皆さん是非行ってみてください!!六本木の新国立美術館で7月2日まで開催されています。個人的に今年イチオシです!!!
こうすけ