
印象派モネの色彩はなぜ美しいと感じるのでしょう?
それはモチーフを色としてではなく、光りのかたまり(集まり)として捉えているからだと思います。
日本人が特に印象派を好むのはなぜでしょう?
ものを輪郭線(ものとまわりの境目)で捉える(実際にはそんな線など存在しないのに)ことしかできない日本人が、憧れと尊敬と畏怖と新鮮な感動を受けるからではないでしょうか。
そんな印象派に深く感銘を受けている喜多村さんは、最近モネの模写にこだわっています。モネの目になるのは簡単ではありませんが、にごらせない色の重ね方を勉強中です。頭で考えず、きれいだと思う色だけをチョイスすることがこんなにも難しいなんて、なんだか不思議ですね。 オバラ