
こんにちは。幸介です。
高校生3人娘の最後をしめくくる、由衣香の牛コツのデッサンが完成いたしました。
3人それぞれのデッサンを見て、「そういえば自分も、質感とか立体感で高校のとき怒られたなぁー」などと思っていました。
・愛美はモチーフの中にある出来事の多さ、情報量の多さ。
・千織は、そこにモチーフがあるという説得力、立体感。
それぞれ彼女たちのいいところが出たデッサンとなりました。
さて、由衣香はどうでしょうか。
立体感や細部まで見つめて描ききることでは、今回のデッサンは他の2人の方が上かもしれません。
しかし、由衣香のデッサンは「テクスチャー」という面で2人よりも上手く表現できています。
今回の中で、「牛骨」の骨らしさは彼女が一番再現できましたね。画面全体にくまなく手数を入れた結果です。
しかし、「テクスチャーを再現できる」というのは良いところでもあるのですが、逆に満遍なく描きすぎてモチーフの立体感や、絵としてのドラマチックさが減ってしまっているように思えます。これが今後難しい課題になってきそうですね。
今回3人で一緒のモチーフを描いたことで、お互いの技術の発展・自分の課題の発見につながり、とても良かったのではないでしょうか。そして高校1年の3人がここまで描けることに驚かされました。
自分ひとりでの製作に行き詰ったら、みなさん同じクラスの生徒さんと同じモチーフを描いてリフレッシュするのもいいかもしれませんね。
なにはともあれ3人ともよく頑張った!
幸介