
昨年暮れに佐々木さんのぬいぐるみを描いた鉛筆デッサンをご紹介しましたが、この時「やわらかい素材との組み合わせは、硬くてカチッとした形の物が対照的で描きやすいです。」と書いたアドバイスを読んで下さった斉藤さんは、ご自宅からクマのぬいぐるみと、こげ茶色のマグカップを持って来られました。二つとも愛着のあるものをモチーフとしましたので、その思い入れから自分の作品に対する判断がより厳しくなり、「毛足の長さが伝わりません。」「鼻がでっぱっているように見えないのですが。」と問題点をどんどん挙げて質問してきて下さいました。その甲斐あって、肌触りや重さまで表現できたと思います。斉藤さんが今持てる技術の全てを注ぎ込んだ秀作です。ぜひ1年後くらいにまた同じモチーフにチャレンジして、腕試しをしてみて欲しいですね! オバラ (嶋田先生が風邪でダウンの為、代わりました)