

こんbんわ。幸介です。
本日紹介するのは有梨佳ちゃんのデッサン2枚です。左の模写の絵を先に仕上げ、たてつづけに右のモチーフのデッサンを完成させました。
もともと絵のうまい子で、2枚とも手数や質感など描けていると思います。模写の絵の方が上手いですね。それに比べると2枚目の静物デッサンは、立体感や「モチーフが存在する」という説得力が欠けているように思います。
受験のデッサンにおいて、質感を出す事ももちろん大事なのですが、デザイン科受験の場合「立体感」がキモになってきます。彼女の場合、モチーフを「立体」としてでなく「絵」として描いているように思えます。デッサンする時、モチーフとしてグラスなどを台に置いてしまうと忘れてしまいがちですが、あくまでもモチーフは物であり、手に取る事も出来るし、グラスを床に落とせば割れたりもします。
ただ絵を描くのではなく、手に取れる事、叩けば音がすること、転がしたり逆さまにしたりもできること、モチーフのそういったところまでデッサンして描いていかなければならないのです。
ちょっと難しいようですが、要は深く考えずに見たままを描けば良いのです。グラスの取っ手をつかめる事や、中に水を注げる事も見れば分かる事ですよね。それまでも見て描く、という事です。
有梨佳ちゃん、長くなったけど分かったでしょうか。僕も高校生のとき、同じとこでつまづいたので彼女が今何が分かってて何が分かってないのか分かる気がします。うまく伝わってればいいんだけど…
長くなって失礼しました。幸介でした!!