モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

形の意識

2008-11-03 01:14:00 | スタッフ講師
P2008_1103_2224402田島 中3

こんばんは、赤尾です。今日は初めて月曜大人クラスを担当させていただきました。
今の時期は文化祭ラッシュですね。私も昨日今日で自分の所属する多摩美の他に、東京農大や武蔵野美大の文化祭に行ってきました。やはり美大と農業大学は雰囲気が全然違いますね!それぞれに見ごたえがあって楽しかったです。

さて、作品の紹介です。
彼女は今年美術系の高校を受けるので、入試用のデッサンを練習しています。
絵を見れば一目でわかりますが、課題は「形」の一言ですよね。フロッピーが浮いて見えますし、紙コップの楕円も曲がっています。
ものの「形」に対する感覚は、意識の強い人だと絵を描き始めたときから結構取れてしまう人もいますが、手こずる人は本当に手こずるものです。
かくいう私も予備校時代ものを台に乗せたり、人工物の形を合わせるのに凄く苦労する方でした。
小学生クラスを見ていても、びっくりする位パースや人工物をうまく描ける子もいれば、そうでない子もいます。
ただデッサンは練習することで成長が目に見えてわかります。とくに描き始めの100枚くらいはぐんぐん成長するはずです。普段から色々な参考作品を見たり、たくさん枚数を重ねることで形に対する感覚を磨いていけば、必ず合わせられるようになります。
また上の絵は、形と比べ色の感覚はなかなか良いと思います。白い紙コップと黒いフロッピーというモチーフが一目でわかります。
自分に足りないものをどんどん練習して、モチーフと作品を近づけていきましょうね!



コメント
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