
こんばんは。今日は太田さんが年賀状用に描いた絵をご紹介します!
年賀状にパンジーのお花って新鮮ですよね。
年賀状といえば大体干支のイラストが多いので、爽やかなお花の絵は他と差がつくはずです!
今回の絵について特に気を使った点をご本人に聞いたところ「緑をそのまま載せただけでは生っぽく、花が目立たないためクリーム色などの白みがかった色を上から載せたらよくなじんで花に目がいくようになりました。」とのこと。
葉っぱの色を生っぽく見せないことはとっても重要で、せっかく花が綺麗に描けていても、葉っぱの発色のせいで引き立たないことがあります。実際には見えなくても、花の個有色や白が混ざったような色を緑と一緒に塗ってあげることで発色が落ち着き、より本物に近づけることができます。
そして写真では小さくてわかり辛いですが、太田さん自身頭が痛くなりそうな程に絵の具のムラやはみ出しがほとんどない、かなりキッチリとした塗りをされているんです。そのためかデザイン的な要素もあり、着物やハンカチなどのテキスタイルの模様にしたら素敵だろうな・・・と想像が膨らんできました。
また今回は期間的にも短く制作できたそうです。トントン拍子に筆が進むのは、その絵が迷いなく描けているからですね。とくにやり直しの効かない透明水彩では、迷わず筆を進め丁度良いところで止めることが重要です。今回の作品は構図のバランスもよく、気分良く筆を進めることができたのではないでしょうか。
いろんなことにチャレンジしている太田さん、次はどんな作品になるかとても楽しみです!
赤尾