

(左)「good job!!」 金安 油絵具 (右)壇 水彩絵具、ラメマニキュア
今日は土曜クラスの中でも、ひときわ物語を感じるお2人の絵をご紹介します。
会ったことがある方ならわかると思いますが、お2人とも絵とご本人の雰囲気がぴったりなんです!
金安さんは今回F40号と、とても大きいサイズの絵に挑戦されました。金安さんの大胆なタッチと鮮やか色使いは、大きい絵になるとすごく迫力がありますね!何やら時限爆弾のスイッチを押そうと悪だくみしているいたずらっ子たちのようです。後ろのあじさいの花が色とりどりで明るい世界なのに対して、たくらんでいる女の子とモグラ君は逆光で暗い色調なので、手前の闇の世界が際立っていますね。
壇さんはいつも妖精の女の子やお花を主題とした、幻想的な絵を描かれています。今回は天空の天使たちの世界から、少しダークな小悪魔の世界をひとつの画面の中に描き、絵のまわりをアクリル絵の具とラメマニキュアで装飾しています。天使の羽や水の質感をとても丁寧に細かく描かれています。
また装飾が絵を引き締めていて、これでタイトルを入れたら絵本の表紙のようですね。
今回偶然にも光と影(闇?)が同時に存在している共通点があったお2人ですが、描く人によってこんなに違う絵になるんだなあと興味深かったです。
画風を確立されているお2人、これからもいろいろな画材やサイズに挑戦されるそうですよ。私も新作を楽しみにしています!
赤尾