
赤尾です。今日は水曜夜クラスの荒牧さんの石膏デッサンをご紹介します。
荒牧さんはここ最近石膏を描かれており、今までは首像でしたが今回はレベルを上げて胸像モリエールに挑戦しました!
モリエールはアトリエにある様々な石膏の中でも、髪の表情や服の皺などとても細かい造りの彫刻で、描くのが面倒な石膏のひとつです。
荒牧さんも苦労されたようですが、こうして完成作品を観ると、丁寧に形や表情を追い、光と影の差もよく観察されている、とてもいいデッサンに仕上がりましたね!一枚一枚じっくりと制作に取り組まれているので、前回描いた石膏デッサンと比べても、成長したことが歴然だと思います。石膏は枚数を重ねるほど形も良くなり色幅も増えていきますので、楽しみながらちょこちょこ描いて行きましょう!
私も予備校時代何枚もモリエールを描きましたが、大きなかたまりで捉えることがとても苦手でついつい細部の描き込みに走ってしまい、全体像が見づらくなりがちでした。
もう観たくないと描きながら思いつつ、やっぱりこうして久々に観察していると、ああ髪の反射光きれいだなあ、服の皺を美しく描きたいなあと思えてきます。
次は石膏以外のものを描かれるそうですが、石膏で訓練した物の観方は、他の画材やモチーフになってもきっと生かせるはずですよ!