
赤尾です。今日は日曜大人クラスの鷲見さんと猪野さんの鉛筆デッサンをご紹介します。
まずは共通点ですが、お二人共20代の時にアトリエに入会してから、ほとんどデッサンを中心に8年続けられている現在30代半ばの男性です。
もちろん息抜きに着彩を描かれることもありますが、基本はデッサン!!!
女性の私からすると練習のために必要なのはわかっていますが、デッサンだけでなく色を使って好きなように描きたい!と思ってしまいます。ですがお二人はこのデッサンを中心とした制作をずっと続けられており、男性ならではのストイックな姿勢を感じます。
また鉛筆をしっかり乗せた無骨で男性らしいデッサンを描かれるお二人ですが、実は制作過程は全く違っていたりします。

鷲見さんは柔らかい鉛筆で最初からしっかり色を乗せ、それを練りゴムで削ったり、上から硬い鉛筆で細かい描写をどんどん加えて先へ進んでいく方です。
それに対して猪野さんは画面の中で決めた一部をまず描写し、そこが終わったら次の箇所・・・といった風に部分部分で仕上げる方です。
鷲見さんはたくさん描いてモチーフの形や印象を捉えることを重視されており、制作時間も猪野さんと比べるとかなり早いです。
猪野さんはとてもスローペースでの制作で、少しずつ描写していく過程やその時間を楽しんでいるような印象を受けます。
同じ鉛筆デッサンでも、描いている方についてわかると何倍も面白いですよね!?
今後もストイックな制作姿勢から生まれるたくさんのデッサン、楽しみにしています。