
岡田 日本画
お財布を落としてちょっぴり傷心の酒井です。私はものを無くすと、悲しさを紛らわすために「大事にしてたから妖怪になったのかな~」なんて考えるようにしてます。
さて、今日は日曜クラス岡田さんが挑戦されていた初めての日本画をご紹介致します。記念すべき初公開ですよ!建物が水に沈んでいるのか、金魚が空中に浮いているのか、どちらにしても常と変わらない、というようにすまし顔でヒレをゆらゆらと波打たせている金魚たち。深い色の背景に金魚の鮮やかさが艶やかに際立って、不思議な世界観に思わず引き込まれてしまいます。入会されてから油絵、パステル、日本画とどんどん新しい画材に挑戦されていた岡田さん。初めて使う画材の中でも日本画は特に、塗れ色と乾き色の違いや、粒子の粗さによる使用感の差などに苦戦されていました。しかしそれも最初のうちだけで、何度も重ねて試行錯誤を繰り返すうち、持ち前のセンスでここまで絵の具を使いこなすことに成功しています!金魚の鱗も一枚一枚丁寧に描かれていて、細かい描写もバッチリです。初めての日本画でここまで画材ものにできるとは・・・!メキメキ実力を上げている岡田さんの今後が楽しみです。
金魚は中国語で「金余(お金が余る)」と同じ発音であることから、「幸運と富を招く魚」と言われます。さらに、家の北側に魚や金魚の絵を飾ると気分を落ち着かせ、集中力を高めるとも言われているそうですよ。1月ももう終わってしまいますが、年明け初の作品としては非常に演技がいいのではないでしょうか。是非お家に飾っていただきたいです!