
それにしても小学生の作品大胆で良いですね。このカシュ―という塗料。扱いが結構厄介だったと思います。ちょっと粘るし。すぐ乾くし。みんな大社色をベースに黒いカシュ―でぶっとい線で家紋を描き、金粉も上手に蒔けましたね。
南天、木瓜、柏、色んな家紋大集合でしたが普段こんなに日本古来の文様に小学生が触れるのってほとんど無いと思うんですが日本の文様ってカッコ良いでしょう。日本人のセンスってホント素晴らしい。
そもそも家紋というのは平安時代に貴族が牛車や礼服などに文様を染めたことが始まりらしいです。それは例えば沢山の似たような牛車の中から自分の牛車を見つけ出す為とかの理由だそうですよ。
話は変わって隣の写真、四角い作品は朝の大人クラスにいらっしゃっている小林さんの作品です。木製パネルを支持体にした時計です。パネルの裏側に時計のムーブメントが仕込んであります。こちらも大社色と黒のツートーンで大変ミニマムなデザインが美しいですね。真ん中に入れた黒い一本線が何て潔いんでしょう。
漆というものはアジア圏(日本、中国、朝鮮半島、ミャンマー、ブータン、インド、ベトナムなど)にしかない素材です。しかも縄文時代創期から使用されてもいるんです。これをきっかけに皆さんも漆というものに少しでも興味を持って頂けたら嬉しいことです。
漆塗りのお椀、使ってみると良いですよ~。しっかりしたところで買えば直すことできますからね。それでは又!