
幼児クラス
久しぶりに大きな画用紙(四切サイズ)にお絵描きしたところ、私とミツキ先生で終始驚きの連続でした!
毎回授業の最初に行っているB4サイズスケッチブックに描く習作の積み重ねが本題の作品に反映され、人物全体像のバランスが非常に良く捉えられているのです。複数の人物は何をしていてどんな動きをしてるか意識すると、具体的なポーズだけでなく、顔の表情も豊かになってきますね。お誕生日のワクワク感がちょっとした仕草や動きに出ていて、楽しくお絵描きしている様子もきっとこの作品から皆さんに伝わることでしょう。こどもとお母さんとのお喋りも想像できそうな家庭の雰囲気まで漂ってきます。
そして、この絵のもうひとつの見どころは、机の形です。幼児が机を描く時は、真上から机を見下ろした方向で見える長方形になってしまいます。絵に描く場合、人物を横から見ていると同様に、机も横から見た形で描きます。横から見ると机の天板は、台形になる訳ですね。机の絵の見本として台形を描いて見せますが、みんな不信な顔で眺めているので、実際に机を写真に撮って見せることにしました。写真を見ると見本の絵と同じだと納得。あとは、真実を忠実に描くだけ。机の脚の描き方にも奥行きがあり、どっしりとした存在感が出てますね。対象物を立体的に捉える見方を意識して描こうとする姿勢に感動!褒めまくり!!
ケーキ、ジューズ、プレゼント、部屋のオーナメントといったお誕生日必須アイテムは、自分の経験からの記憶で思い思いに好きなものを描きました。人物や机などの基本的な描き方さえ分かれば、そこからは独自な発展で更に魅力的な絵になることを証明した作品です。
ここから先もっとレベルアップしていくこと間違いなしです!楽しみ~!(Eri Ito)