
岩田でございます。ようやく寒さも少しづつ和らいできて嬉しい限りです。本日ご紹介しますのは小原先生の記事でもご紹介させて頂いた英保さんの油彩です。こちらは山手の港の見える丘にあるイギリス館です。昭和12年に英国総領事の公邸として建設されたそうですが赤い瓦屋根と白い壁面が一際印象的な建物です。
英保さんは、足しげく各地に取材に行かれるだけあってモチーフになる色んな建物をご存じですね。こういった歴史ある洋館はそれ自体が持つ雰囲気も含めて描くのが楽しくなるモチーフです。
英保さんの選んだアングルはスロープの両脇に広がる庭園の緑と赤い屋根、青い空、白い壁がとても美しく対比されています。
そして硬質なイメージ持ちながらも同時に歴史に裏打ちされたどこか古びた風合いを合わせ持つ味わい深い建物の印象を上手く表現しています。庭園の中の木々の色もお互い似てしまわないよう工夫されています。
じっくり時間をかけただけあって魅力的な作品に仕上がりました。又、トリミングの仕方も良いバランスで切り取ることができました!
こちらの作品2月14日から有楽町で行われる展覧会に出品されます。
「おおぞら展」
2月14日(日)~2月20日(土) 11:00~18:00(最終日17:00まで)
東京交通会館(JR有楽町駅前)地下1階 エメラルドルーム
千代田区有楽町2-10-1
Tel 03-3214-4288
英保さんはこちらの作品と合わせて2点出品します。どうぞご高覧下さい。