
火曜学生クラス 市美術展応募作品
上段左から 洸生(中2):大海原を行く / 和博(中1):DO NOT OPEN / 樹奈(高2):未来 / 菜々子(高2):今に見てろ
下段左から なつめ(中1):私の中の世界 / 南月(高3):ふじさん / ひなた(中3):あせり
どうもインフルエンザから復帰した幸介です!!先週の小原先生のブログでも触れておりましたが、ほんとにもう自分でも不思議なくらい体調を崩すタイミングが小原先生と一緒でして、毎度ご迷惑をおかけしております。次からは小原先生が元気な時に、先手を打ってに風邪をひきたいと思います!
さて、本日ご紹介するのは学生クラスの作品。「かわさき市美術展」に応募する為に制作した作品です。部活やテストや私生活などで忙しい学生達ですので、締め切りに間に合うかどうかもギリギリでの制作となりました。
小学生と違い、中高生は屈託なく心をさらけ出すような作品を描きたがりません。表面的な美しさや描写の技術などに心酔し、素直さや情熱が隠れてしまいます。要はつまらない絵になりがちなんです。そこで火曜クラスでは「良い感情でも負の感情でもいいから、さらけ出した絵にするんだ!描きたいものを探すんだ!」と無理に発破をかけて、わざと青臭く・泥臭い作品になるように指導いたしました。
時代のせいもあるかとは思います。実際の所、今の火曜クラスの生徒たちは泥臭くもないし、そこまで青臭くもないんです。各々の感情の起伏も大きさも違います。もちろん性格もバラバラです。誰もが若々しく情熱的なわけではありません。しかし「学生の美術展(しかも市の)」となると、審査員が期待したり評価したりするのはきっと昔ながらの「ステレオタイプな学生らしさ」なんですね。
…つまり何が言いたいのかというと、本日の学生作品が鮮やかで泥臭くエネルギッシュなのは、つまらない作品にならぬように、且つ審査員に評価されるような作品に”あえて”仕上げていった結果であります!!ちょっとズルい気もしますが、ただでさえ辛い人生、ちょっとどころかかなりズルくないと生きていけませんので、こういう経験もまぁ必要かななんて思っています!

横浜清陵総合高等学校写真部 写真展
そしてこちら上記の写真展、学生クラスに通う生徒がこのポスターを制作しておりました。本日で写真展は終わってしまってはいるんですが、悩みに悩んで構成した力作のポスターですので、載せさせていただきました!!ポスターの文字組というか字間なんかのバランスはデッサン力(構図力)が無いと出来ないんです。デッサン力があってはじめて「あ、ここのバランス悪い」と認識できるので、そもそもの力量が無いと作れません。…ついつい厳しめになってはしまいますが、高1で忙しい中、よくここまで頑張ったなと褒めてあげたいと思います!!