モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

ミオス歴14年!

2016-11-25 11:14:29 | 学生


ちひろ 高2  左 / 静物 ・ 透明水彩  右 / 写真模写 ・ アクリル(右上・写真) 

3歳から14年間もアトリエに通い続け(高校に入ってからは週3日受講していました)、今では美大を目指しています。ちなみに高校は私の後輩で、今は、岩田先生が昨年まで勤めていた美術予備校に通っております。ミオスと縁深いちひろ。黙々と制作を続ける彼女ですが、授業時間後も絵を描く訳でもなく教室に残り続けている事が多いです。(オバラ先生曰く、甘えんぼさんとの事)

1枚目の静物。ツヤっとした唐辛子が画面に瑞々しさを与えています。ビーカーの透明なガラスの描写やウィスキーボトルに写り込んでいるものや反射する光がよく観察できています。また、ガラス内のレモンとレモンが底に写っている描写も上手いですね。光沢があるものが得意なのかな?反面、手前のニンニクが軽そうに見え、少し物足りなく感じます。ニンニク本体の影や布に落ちる影をもっと描いても良いと思います。作品全体から一つ一つのモチーフを観察し、しっかり描こうとする姿勢が伺えます。予備校では、上手い人の描き方を盗み見してみるのもいいかもね。

2枚目のネコちゃんはちひろ家で飼っているのかな?クリっとした目がとても愛らしい!写真以上に可愛くなってる気がするのは親馬鹿ならぬ、ペット馬鹿の力でしょうか。(ちひろの飼い猫じゃなかったら、ちひろの猫に対する愛かな?)フワフワとした毛の描写は見る人に触った時の感触をしっかり伝えてくれますね。暖かそう!また、顔や体全体の毛色の違いをこれでもかと追っていて素晴らしい!猫が座ると背中や太ももあたりに毛の段が出来るのですが、それも細かいタッチで表現されているので毛がたくさん集まっている感じがよく分かります。首元ののフワフワ感も、白い毛の影をグレーではなくクリーム色で塗っているので温かみがあり柔らかさを感じます。私もメスの白い猫を飼っていますが、首元から胸にかけてが毛が沢山あって、触るとフワッとしていて気持ちいいんですよね。

どちらの作品からもじっくりとモチーフを観察している姿勢が伺えるので、これからはどんどん描き方を吸収していって欲しいと思います。来年、三年生になれば学校の課題に加え卒業制作にも取り掛かるので忙しくなっていくと思います。同じ高校の先輩として、課題で何か相談があれば聞くからね!   大竹

コメント
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