大澤 油彩
岩田です。今回は大澤さんの作品をご紹介します。
こちら、色鉛筆で描いたような柔らかい雰囲気の作品ですが油絵具を使って描いたものです。可愛らしい女の子と柴犬が顔を寄せ合っている何とも微笑ましいですね。
ちなみに先日の展覧会に出品されたバレリーナを描いた作品はこちら。
どちらの作品も、どこか日本ではない異国の作家が描いたような独特な雰囲気が魅力的です。
今回、題材にした女の子と犬の写真は昭和に撮られたものなのですが、アレンジを加えた服の色使いや、背景に組み入れた煙突のある家や木製のフェンスなどがそうした異国の雰囲気を醸し出しているのかもしれません。
展覧会の絵も今回の絵も、作者の描きたいものを素直に丁寧に描いているところがとても良いのです。
どちらも人物を扱っているのですが主役であるその人物がもっと自然な感じに描けると更に良くなるでしょう。
全身骨格の画像や解剖学の本などを参考に、どのようなバランスで骨格が形作られているのかということを知ること。そして描きながら、人体の動きによって骨格がどのように変化するのかをイメージするようにしてみて下さい。