モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

みんなで作りました

2014-03-13 20:28:17 | 幼児
Youji1
卒業シーズンですね。我が家の子ども二人も中学・高校卒業という節目を迎えました。
今日は悪天候の中でしたが、中学卒業式に行ってきました。
アトリエでももう少し経つと親子クラスから幼児クラスへ、幼児クラスから小学生クラスへ、小学生クラスから学生クラスへとクラスが進級する子もいれば、アトリエを巣立つ子もいたり、また新しい出会いも増え始める季節でもありますね。
今のメンバーで制作するのもあと何回?と思い、何か一緒にワイワイ言いながらお絵描きしたり制作できるものをあえてこの時期にもってきました。

皆さん、アトリエの階段壁に貼ってある幼児クラス共同制作はご覧になりましたか?(今日の強風で飛ばされてたり??してないかな?)
模造紙6枚縦横に繋げた巨大な紙に子ども達全員で描いた迫力のある大木です!
最初に絵の具のついたローラーでコロコロと道を幾重にも重ねて描いていきました。重なった場所が大きな木の幹となり、そこからまた枝分かれします。みんなの力が集結すれば、あっという間に見上げるほど大きな木が誕生です!
Youji2
この大きな木に自分が登ったりぶら下がったりしているところを描きてもらったのですが、最近のスケッチブックでの基本絵画がかなり定着しているお蔭で、豊かな動きが楽しいポーズとなりとっても良いですね!!
大きな紙の上をカシャカシャ音をたてて歩きながら制作したり、年齢を超えてお友達とお話しながらの制作って楽しい~っ!!

(伊藤でした・・・)

コメント (1)
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高度な感覚で完成された紋を使って

2014-03-12 00:33:00 | 小学生 工作
Urusi
オバラです。小学生クラスの2月のカリキュラム『漆工芸』が伸びに伸びて、3月も半ばに入った今頃ようやく完成となりました!
写真左上から3枚は、桐の小箱にヤスリをかけているところです。最初のクラスの子は室内でヤスリをかけましたが、木の粉で「目がかゆい!」「くしゃみが出る!」など子ども達からクレームが出て、次のクラスから寒空の下でやらせました。交差点を待つギャラリーにの視線にさらされ、いつにも増してハイテンション!全然寒そうじゃないところがうらやましいですね。
他の写真の集中力はなかなかのものでしょう?職人さんの妥協しない生真面目な仕事っぷりを説き、息を殺して塗るよう指導。やればできるじゃないか!
最後には蓋の一部に金粉を蒔絵にして、デザイン完了

細かく丁寧な作業が必要な職人技に憧れ、20年程前に漆作家の方(岩田先生の先輩・現在芸大の講師)のところへ弟子入りをしたことがあります。貝殻の内側、虹色光沢を持った真珠層の部分を切り出した板状の素材を木地の上に乗せ、漆で接着し、その貝の厚さに近い高さまで塗りを施して、貝をとぎ出す螺鈿を施したブローチ1個作るのに、1年掛かりました。本来漆はヤスリではなく炭で研ぎますが、コンマ単位の均一な研ぎをしなければ鏡のような光沢は出せず、苦労しました。
Urusi2_3この作品はメキシコでの個展用に作った蒔絵のオブジェです。ドイツで集めて来た大振りな椎の木の葉を乾燥させたものに漆を塗り、和を感じさせる蒔絵を施しました。(100枚くらい作り、風に飛ばされた瞬間の様子を壁に貼り付けて展示しました。写真見付からずすみません。)使う為の道具『漆器』ではないところが、職人になりきれない腐れ芸術家といった感じでしょうか?

話しは戻りますが、家紋を調べると、繊細で大胆なアイデア、斬新なデザイン、これぞ日本の粋だ!と驚きました。高雅で格調高い紋から、思いがけない素材だったり、不思議な発想で作図された紋であったり、興味深いです。今回のカリキュラムが、日本古来から続く優れた文化遺産を滅ぼさずに残していく手掛かりなれば嬉しいです。

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小学生の遠足

2014-03-11 22:46:56 | 小学生・遠足
2014_2オバラです。今日は授業の前にスタッフ皆で、遠足の下見に行ってきました!
遠足本番当日の曜日、集合時間に下見開始。車両別に分かれて電車に乗り、どの車両がどの駅で混むか、間違えて降りないように降車率が高い車両も避けよう、や、移動中危険のない場所ではしゃがせメリハリつけて絵を描かせよう、や、美術館で落ち着いて鑑賞できるようお弁当の後はこんな遊びで体力を消耗させては?、など、1日掛かりでじっくり現場でミーティング。真面目にしっかりやります!
私達、普段いい加減にノリで授業をやっているように見えますが、準備や試作など結構ちゃんとしていることが証明されるでしょ!?ヌハハハ!って、当たり前か…
今年は【帆船日本丸】を油性マジックと水彩絵具でスケッチします。
横浜美術館で【魅惑のニッポン木版画展】を鑑賞します。
小学生クラスの皆、お楽しみに!学生クラスの諸君、しっかり後輩の面倒を見ておくれよ!

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家紋はミニマル

2014-03-10 02:26:00 | 小学生 工作
20140310
木曜クラス カシュー漆塗料/家紋桐箱

どうも幸介です!毎週アトリエに立ち籠める特殊な塗料の香り。もう皆様ご存じだとは思いますが、小学生クラスの課題の「漆っぽい塗料」を使った工作が完成いたしました!!

今回の課題は小さな桐の箱にカシュー漆塗料で着彩し、各々が持ち寄った各家庭の家紋をあしらって箱を完成させるというものです。家紋以外にも、緑色のラインを側面に絶妙に配置し、さらに家紋にはワンポイントで金粉もあしらいました。

家紋というピクトグラムのように簡略化されたミニマルなデザインを扱い、色彩も無駄を排したモダンな課題。アトリエで騒ぎ、僕の腹部や股間めがけてパンチキックを繰り出してくる彼らとは対局にあると言っても過言ではない制作でしたが、いざ完成してみると、小学生達の思い切りの良さがシンプルさと上手く噛み合って素敵な作品が完成しました。家紋の位置や側面の緑のラインの配置に、逐一「なんでその場所なの?意図は?格好いいと思うかい?1mm単位でこだわってよ。ってかダサくない?」と、ここぞとばかりにデザインのプロのような顔でボツを出しまくった甲斐があったのでしょうか。バンバン切り捨てられ、次から次へと案を出し続けるのもデザインの醍醐味ですよね!

この「漆強化月間」は、きっと「デザイン強化月間」でもあるんだな、と勝手に決めつけて小学生クラスにとどまらず学生クラスも多少ストイックに教えることにしております。遠足を目前に控え、僕の好感度がダダ下がりしないか少々心配でもありますが、デザインとなると相手が小中学生だろうが妥協してやれないんだからね!と、心に堅く誓ったのでありました!

田中幸介

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イベントのお知らせ

2014-03-09 11:45:05 | スタッフ講師
Iwataart
オバラです。岩田先生が出品しているアートフェア東京2014に行ってきました。
ちょっと敷居が高いように感じる画廊巡りが簡単にできてしまう、嬉しいイベントです。本日までですので、ぜひ行ってみて下さいね!(昨日閉館前にお邪魔したら、岩田先生があまりにヘロヘロだったので「ブログ代わってあげるよ!」と安請け合いしたら、そのまま飲みに行ってアップ忘れてしまいました。すみません。)

アートフェア東京2014 開催直前情報のご案内。
会期  3月9日(日)10:30-17:00
会場  東京国際フォーラム 地下2階 展示ホール

大人クラス半澤さんの出品されているイベントもご紹介します。
DMを頂いたのが会期始まってからでしたので、こちらもご紹介が終了間際ですみません。

フラット展
障がいのある方々が就労を目的として通っている施設「セルプきたかせ」、「アート・メープルかれん」の利用者さんと、アーティスト数名による合同展示会です。
障がいのある利用者さんとアーティストが同じように展示をすることで、”アウトサイダーアート”という概念を取り払い、両者とも同じ時代を生きるアーティストとして展示をする。すべてはフラットであるということから、展示名のフラット展になりました。
去年に引き続き、第3回目の開催になります。
それぞれ感性豊かで素晴らしい作品をどうぞお楽しみ下さい。

会期   3月10日(日) 10:00-17:00
会場   代官山ヒルサイドテラスA棟ギャラリー

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花の色は…

2014-03-07 16:06:16 | 大人 油絵・アクリル
Naganuma_07長沼 油彩

空気もほころんで来ていますね。寒さの中にも暖かさを感じ、この時期はいつもなんだか不思議な気分になります。

さて本日は、水曜午前大人クラスより長沼さんの油絵をご紹介します。可愛らしくも強い色を持つパンジーを描かれました。

花はとても難しいモチーフです。長沼さんが今回モチーフに選ばれたパンジーは、花弁も模様もはっきりとした形ですから、どこまで描くのかをよく考えて筆を進める必要があります。
花も葉もそうですが、輪郭をきっちりと描いてしまうと、とても不自然で人工的に見えてしまいます。油絵の、線を引くように描かない、絵具を置くようにのせる、という原則をより強く意識する必要があります。同じ花びらを描く時にも花びらの赤を一筆のせたら、次のタッチは同じ筆で良いのか?色は変えるべきか?など、一歩引いた目線から考えるようにしましょう。今回の作品も、途中で満足せずに何度も絵具を重ね、遠ざかって眺めを繰り返したからこそ、このような鮮やかで活気があり、かつ洒落た作品に仕上がりました。

背景の色も何度も変えて、一番美しく見える色、モチーフや画面が映える色を追求しました。明るい中にもちらりとのぞく暗い色味が美しいです。そしてポットの深い茶色は、メインのパンジーだけでなく、背景もとても美しく見せています。あえてポットを立体的に描かないことで、デザイン的な美しい画面になりました。画面の上半分だけを見るととても可愛らしくリリカルな印象すら受けますが、ポットのまっすぐな輪郭が浮かび上がることで画面が引き締まってピリッとした緊張と重さを与えています。

この作品は、額装せず周りを水張りテープでとめても、モダンでオシャレに飾れそうですね!いきいきとしたパンジーたちは、飾られた場所に明るい光をもたらしてくれるでしょう。

常に、ここをもっとうまく描きたい、素敵な作品にしたい、という意欲で溢れている長沼さん。次回作も着々進行中、乞うご期待です! 庄司でした。

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愉快な恐竜たち

2014-03-06 22:36:00 | 幼児
Youji1
幼児クラス

ついに完成しました!
幼児クラスは、毎週1回の授業でひとつの作品を仕上げることが多いのですが、今回のような粘土制作の場合は、制作にも乾燥にも時間がかかるので、2回に分けて制作します。1週間しっかり乾燥させた後、翌週色塗りをしたので完成が待ち遠しかったのですが、命を授かった恐竜たちなかなか見応えありますね。

今回の粘土制作のテーマは、「恐竜」だったのですが、先生からの制作の説明と指示は2点のみ。
しっかり4本足で立つことができる体型がまずは第一条件。
もうひとつ、頭も尻尾も足もすべてのパーツは粘土の塊からつまみ出して形成し、全体のプロポーションを保つこと。
あとは、「自分が作りたい形で好きにどうぞ!」と、幼稚園生の感性に委ねたところ、もう「やられた!」の一言です!
どれもこれも細部にまで工夫やこだわりが見える魅力溢れた惹かれる作品ばかり。
完成度の高さはもちろん、独創性のある作品にこちらがテンションあがりっぱなしでした!!
今回の作品では、一人一人の制作意欲と意思の強さに成長を感じ、大変嬉しく思います。
Youji2
こちらの写真の制作風景も楽し気ですね。
粘土って楽しいな♪作るって楽しいな♪
みんな良い表情してます!

伊藤



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祝!全員合格!

2014-03-05 22:36:38 | 学生
Kawasakisougo
川崎総合科学高校デザイン科の受験勉強で描いた『想定デッサン』
モチーフを何個かもらい自分で構成セットし、鉛筆デッサンする試験
モチーフをセットする時間や別紙にエスキース(下書き)する時間も込みで90分
(少々デッサンの狂いはありますが、中学生でここまで描ければ文句ないでしょう。)

オバラです。ようやく受験が終わり、私達も一息付ける季節になりました。
今年はなかなかすごいですよ!
高校生部門
多摩美術大学総合デザイン科
武蔵野美術大学映像学科
東京造形大学グラフィックデザイン科
女子美術大学美術教育学科
現役合格!みんな頑張った!
中学生部門
川崎総合科学高校デザイン科
今年は2名のみの受験でしたが合格です!

受験が終わった後
「感覚テスト、私のが一番かっこよかった…皆あんなに色使って、ダセエな…って思った!!!!!!!
あとデッサンも出来た気がする!!!!!!!!
ダンボールのクワガタと、クリップと、黒いアクリル板?みたいなのだった~、アクリルに映るクワガタ描くのむずかった…
でも他の人下手くそとかの前に構図それでいいの?????っていうのばっかで逆に不安になった!!!!!!
私のが一番上手い!!!!!!いえぁあ!!!!!
   と、ふと冷静になって考えたけどこんなに調子乗ったのに合格してなかったら多摩川に身投げしようと思う(迫真)」
とメールがきたり、受験当日に何が出題されたかアトリエに報告に来て
「うーん、あんまり人の見る余裕なかったけど、たぶん結構うまい方だと思う。
デッサンはまぁまぁ上手いかなぁ?と思う人もいたけど、え?その構成でいいの?と、それがわからないなんて正直かわいそうに思った。」
なんて台詞が聞けて、「こんなに言える程育ったかぁ…」と感無量でした。
厳しくしてよかった。馬鹿じゃダメなんだ、頭使って考えなきゃダメなままだと言い続けてよかった。いいものと悪いものの区別だけでなく、理由まで言えるように鍛えてよかった。時には涙ぐみながらも、それに応えようと努力できる生徒達でよかった。
いやー、ホントおめでとう!私も、「いえぁあ!!!!!」

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家紋ベイビー!

2014-03-05 00:57:01 | 小学生 工作
火曜小学生クラスでの、カシュー漆塗料による家紋桐箱のご報告。(南澤)

Kamonkayou

ここミオスには、僕の芸大の時からの友人でもある岩田先生がいらっしゃいます。彼は大学時代から今に至るまで、脇目もふらず真面目に漆工芸に打ち込んでいる優秀な作家さんであります。そんな彼からの提案で実現したこのカシュー漆による本格的な工芸の実習課題を、僕のようなイイ加減な門外漢が指導して良いものかと躊躇いたしますが、ここはひとつ大めに見ていただきたいものです。

さて、何を隠そう僕も工芸科(金属彫刻)を卒業したワケなのですが、工芸というものには大概丁寧な作業が付きまとうものであります。(ここで僕は既に挫折です)そして素材の特性を最大限に引き出すという大命がございます。ここまでは職人さんと同じなのですが、美術のなかでのお話しになると、ここに大胆な発想という係数が加わります。そんな大変なことをいとも簡単そうにやってのけている岩田先生は大尊敬でありますが、さあベイビーたちに出来るのかと不安がよぎります。

まず今回は日本のグラフィックデザインの真骨頂である家紋を使い、大胆にレイアウトすることを試みましたが、案の定、ベイビー達は真ん中に入れたがります。失われた20年の後遺症はここにも大きな爪痕を残しております。まあ無理矢理全員にアンバランスを強要するのもケッタイな話なので良しと致しましたが、肝心な塗りのほうでは、突然ジャクソンポロックが憑依し始めるではありませんか!震える筆さばきは、コックリさんを彷彿させなくもありません。それでもなんとか仕上げてみれば、アレ不思議けっこうそれなりに観れる箱が出来てきたのでありました。(写真だとイイ感じでしょ?)

これも全て岩田大先生のマスタービジョンのなせる技と、改めて感無量になるのでした。

















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みんなでデッサン

2014-03-03 21:48:02 | 学生
20140303
学生クラス 囲みデッサン

どうも幸介です!火曜日学生クラスと木曜学生クラスにて、囲みデッサン(同じモチーフを囲んでそれぞれの視点から描くデッサン)を行いましたので、その報告をさせていただきたいと思います!!

このデッサンの目的は2つあります。ひとつは「構図」です。自分一人で描く絵と違い、都合よく好きな角度でモチーフを組めません。自分の席から見えるバランスのモチーフを、どう画面に格好良くおさめるか、どのおさめかたが美しいのか見極めなければなりません。これによって構図を取る能力を鍛えられるわけですね。

もうひとつはずばり「自分の客観視」ですね!一人で描くのと違い、作業の進め方や構図の取り方、鉛筆の使い方から質感の出し方など、他人と自分の制作方法を比べることができます。自分が優れていることと劣っていること、それぞれを把握することで、今後の自分の鍛え方を見つけていくんです。上手い人から技術を盗むことだって出来ますね。

そんなわけで囲みデッサンを行ったのですが、上記以外にも同年代の仲間と切磋琢磨することでモチベーションが上がったり、連帯感が生まれたり、なんてこともあるかと思います。これからも生ぬるい学生クラスに刺激を入れるために、定期的に行って行きたいと思います!!

田中幸介

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初めての写真模写

2014-03-01 10:48:00 | 大人 デッサン
Nakamura_2中村 鉛筆

春の兆しを感じるこの頃、皆様お元気にお過ごしですか。本日は中村さんの鉛筆模写です。

中村さん、アトリエミオスに通われてこの方ずっと静物デッサンやってをらっしゃいましたが今回はご自身が好きなメジャーリーガ―、ロビンソン カノーの写真を鉛筆で模写しました。カノーが多分ホームランを打ったシーンです。
因みにカノーは現在はシアトルマリナーズの選手。これはニューヨークヤンキース時代の写真ですね。

この中村さんの写真模写。カノーがバットを振り切った後、飛んでいくボールを目で追っているその臨場感を見事に捉えています。
ヤンキースのユニホームといえばご覧の通りの白地に紺色のピンストライプ。このユニホーム描くだけでも結構大変です。
更にユニホームの中にある体を意識して描くとなると体に沿った陰影をつけなければいけないのはもちろん。そのストライプまでも体にちゃんとフィットさせなければいけません。中々ハードル高いです。

でもそういったところ中村さんの模写はちゃんと押さえています。流石です。特にお尻のところから太腿にかけてまで、メジャー選手ならではのがっちりした体格の良さをちゃんと表現しています。

中村さんのお持ち頂いた写真素材にはスタンドやキャッチャーなどが一緒に写っていたのですが今回はあえて主役のカノーだけを切り取ったかたちにしたのです。そうしたことで何もない背景を自由に想像させるというのも良いアプローチだといえますね。

因みに中村さんは外国のスポーツ選手大好き。これからもNBAの選手などを素材に模写をしていく予定です。私も既に引退した選手ですがデニスロッドマンを推薦しておきました。これからも楽しみにしています。



毎度私ごとで恐縮ですがアートフェア東京2014に参加致します。今回はギャラリーエクリュの森から出展致します。お時間ございましたら是非ご高覧下さい。どうぞ宜しくお願い申し上げます。
アートフェア東京2014 開催直前情報のご案内。
一般会期  3月7日(金)11:00-21:00
3月8日(土)11:00-20:00
3月9日(日)10:30-17:00
会場=東京国際フォーラム 地下2階 展示ホール
入場料=1-DAYパスポート 2000円/3-DAYパスポート 3500円
前売り=各パスポート500円引きにて各種プレイガイドで発売中
出品内容=古美術、工芸、日本画、近代絵画、彫刻、現代美術、写真、版画、映像作品などの展示販売


岩田俊彦

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