優緋のブログ

HN変えましたので、ブログ名も変えました。

「終焉に向かう原子力 小出裕章氏講演」を見て

2011-05-13 10:27:27 | おもいつくまま
正直、重かったです。
でも、見てよかった。

小出先生が、真摯で謙虚であればあるほど、ことの重大さが心に響いてきました。

恥ずかしいことですが、25年もたって、チェルノブイリがあんなに大変な事故であったこと、今でも苦しんでいる人々が大勢いること、初めて知りました。

たった3日分の手荷物だけを持って避難し、それきり故郷の村には帰れなくなった大勢の人たち。
でも、いまだに汚染された(日本で言えば、放射線管理区域にしなければならないほどの汚染)土地に住む、もっと多くの人たちがいる。本当は、避難しなければならないのに。去るも苦しみ、残るも苦しみ。

福島の事故は、チェルノブイリやスリーマイルとは違う、という人たちがいる。
想定外の天災だから、と。

しかし、天災にしろ人災にしろ、事故は事故だ。
人々が被爆し、土地や空気が汚染されることに変わりはない。

一度大気中に放出されてしまった放射能は、もうどうしようもない。ただ、時が過ぎるのを待つしかない。それが、一万年かかろうとも。

政府は、パニックを恐れ住民を避難させなかった。本当の情報を知らせなかった。
でも、3月15日東京にいた人は確実に被爆していた。
東京に放射能が飛んでいたということは、もっと近い仙台にも来ていたに違いない。私も家族も、知らず知らずのうちに被爆していたことになる。

昨日、仙台にも雨が降った。
きっとこの雨粒にも放射性物質が含まれているだろうな、と思いつつも、私は傘も差さずに雨に濡れた。
少しくらい濡れたって「ただちに影響」は出やしない。味もにおいもしない。いつもの雨だ。だから、放射能は恐ろしい。

私ぐらいの歳(49歳)になれば、被爆してもしなくても、がんになるときはなる、ならないときはならないのかもしれない。
でも、子どもたちは、どうなるのだ。

5年、10年、15年先、親たちを残して、子どもがばたばたと死んでいくそんな悲劇が起きるかもしれない。
そのときになって、福島の事故を、原発を持ったことを後悔しても遅いのだ。

私は、小出先生の講演を見て、7月に生まれるであろう孫を思った。
今、お嫁さんは九州の実家にいる。
早めに帰ってくれて、良かったと思った。
そして、できればしばらく千葉の家に帰らないで欲しいと思った。

でも、そんなこと私が口を出すことじゃない。
それは、息子夫婦が考え、決めることだ。

今朝、新聞に福島の一号炉がメルトダウンしていることを東電が認めたとあった。
最悪の結末を迎えることがないことを祈るしかない。


動画をご覧になりたい方はこちら

5月12日(木)のつぶやき

2011-05-13 02:31:45 | つぶやき
09:35 from web
RT @karinnkarin: 蕎麦屋で隣の席に座っていた60代のおじさんが「広島で被曝しても生きてる人はたくさんいるし、チェルノブイリで死んだ人間だって30人程度だろ。だから放射能なんて心配することないんだよ」と豪語していた。う~ん。やっぱりこういう人っているんだな。
10:07 from goo
CNIC澤井氏後藤政志氏韓国大邸(テグ)教育大学における講演会 #goo_awa1993 http://blog.goo.ne.jp/awa1993/e/1070f185106cb6c111ddf27a760fb4f8
10:33 from web
RT @CNICJapan: 韓国 慶州(キョンジュ)YMCAより 後藤氏、CNIC澤井正子による福島原発解説Ustを配信しています ( #cnic live at http://ustre.am/vwjb)
14:56 from goo
原発・放射能を正しく知ろう ~解決法 田中優さん #goo_awa1993 http://goo.gl/Q5KXo
17:56 from web
RT @SatoMasahisa: 報道によると「第1原発1号機の核燃料が溶け、原子炉圧力容器の底にたまって穴が開き、水が漏れている。溶けた燃料が格納容器に漏れ出ている可能性も否定できず、原子炉の冷却作業は大幅に遅れる可能性」。水が圧力容器の中で半分どころか、もっと少なか ...
by awanotubone on Twitter