🌸 子どもの生活習慣について研究している国学院大学教授の鈴木みゆきさん
睡眠を軸に生活リズムを整えて、
親子で「かしこく、元気に、機嫌よく」
🌼 生きて、感じて、考えるために
✨ コロナ禍
子どもたちの生活習慣にも様々な影響が
運動不足
ネット依存、
睡眠不足
偏食など、
✨ 「『かしこく、元気に、機嫌よく!』を意識しましょう」
✨ 脳の働きは“3階建て”
1階は「生きるための脳」
呼吸や心拍、体温の調節など、
生命を維持するために必要な働き
2階は「感じる脳」
喜怒哀楽や味覚嗅覚等をつかさどる
人間が“心”と呼ぶ働きを担っている
3階は「考える脳」
論理的に物事を判断したり、
自分の気持ちをコントロールする
✨ 生活習慣を整えると
1階=生きるための脳が「元気に」
2階=感じる脳で情緒が安定
「機嫌がよく」なる
3階=考える脳では、想像力や思考力、判断力などが育まれ、「かしこく」なる
✨ 語呂の良さから
「かしこく、元気に、機嫌よく」
🌼 家庭内での小言は午後8時まで
✨ 生活習慣を整えるために
睡眠をたっぷり取る
睡眠が足りないと、
イライラ
キレやすくなる
集中力や記憶力、
免疫力の低下、
肥満になる
心身にさまざまな影響
✨ 人間は、
「昼行性の動物」
夜になると眠くなるように
“体内時計”がセットされている
✨ 乳幼児は、午後8時ごろ、
小学校低学年は9時ごろに就寝が理想
ただ、就寝時間が遅れても、
深刻にならず、
「こういう日もあるよね」と
楽観的に捉えることも大切
✨ 寝る前は、
テレビを見ない、
ゲームをしない
部屋の照明を少し暗くし
暖色系の照明にするのも効果的
🌟 子どもへの小言は
午後8時までにしておく
🌟 寝る前に
「おやすみ」と言って抱き締める
🌟 「明日は〇〇で遊ぼうね」など、
楽しいことを思い浮かべて話す
✨ 安心した気持ちで就寝できれば、
深い眠りに就ける
🌼 睡眠は脳と体の“整備工場”
✨ 睡眠には、
ノンレム睡眠とレム睡眠の2種類ある
ノンレム睡眠
脳をしっかり休め、
骨を伸ばしたり、
筋肉を付けたりする
成長ホルモンがまとまって出る
レム睡眠
脳が記憶を整理
嫌なことがあったら、
忘れようと消去
褒められてうれしかった時は、
残そう残そうと保存
✨ 睡眠は
脳と体の“整備工場”
✨ 「午後10、11時に寝て、
午前8時ごろに起きてもいいのでは?
起床時間が遅くなると、
その後の生活リズムに影響
脳の“目覚まし時計”に
「一日が始まったよ」と
リセットをかけるには、
朝の光が必要
✨ 起きる時間は、
保育園や幼稚園、小学校に行く
1時間前を目安に
しっかり朝ご飯を食べ
脳と体を動かすエネルギーを補給