あやのぶらり温泉

源泉調査から高級旅館まで、2700温泉地以上の湯巡りの一部を記録しています。

古遠部温泉

2005-10-12 | 青森の温泉
数年前に訪れた青森の古遠部温泉
再訪し、立ち寄るとこんな鄙びた秘湯には少し不似合いな一人の若くてかわいらしい女性の方が私に話しかけてきました。
「この周辺の温泉は、皆このように熱い温泉なのですか?」
たしかにこの周辺の温泉は、津軽湯ノ沢温泉 湯の沢山荘や、なりや旅館、秋元温泉など成分が濃くて熱い湯が集中しています。夏には源泉温度が41,2℃の古遠部温泉さえ、普通の人には熱く感じてしまうのかもしれません。湯口付近ではゴボゴボと炭酸金気臭を放つ多量掛け流しの温泉が画像の浴槽下から湯口となりにある小さな排水溝に向かって、綺麗な半円を描きながら湯がザアザアと流れ去っていきます。その特等席で桶を枕にトドとなり床に寝そべり、背中を流れる湯を堪能しました。
話しかけてきた女性の方はこの数日古遠部温泉で湯治をされているそうです。平日でも多くの若い湯治客がいることに改めて驚きを感じます。
「もし、ぬるい温泉がお好きでしたら」
日景温泉で湯治なさってはいかがですか?あそこは主にアトピーなどの皮膚病に効く温泉だそうですがぬるめでこの時期には気持ちよい温泉ですよ。」
と私はその女性の方に教えてあげました。