あやのぶらり温泉

源泉調査から高級旅館まで、2700温泉地以上の湯巡りの一部を記録しています。

荒湯地獄と片山地獄

2005-10-21 | 宮城の温泉
有名秘湯の荒湯地獄と片山地獄。鳴子では今までなぜか未湯でした。詳細などまったく皆無。おまけに女性の単独行で当然無理だと思っていたからです。しかし、車と徒歩数十分で簡単にアプローチできるのは鳴子の素晴らしいところでしょう。
荒湯地獄はたどり着くと視界に地獄が広がります。誰かが目印につけた赤いリボンが温泉のある場所を示していました。10分程地獄を下っていくと小川のような強酸性、硫黄臭の源泉の川が湯滝となり露天風呂となっていました。よく見るとあちこちからクリーム色の湯華が付着した源泉が流れ込んでいます。誰かが作った青いビニールシートの湯船は沢水が引き込んであったものの激熱でした。ので湯滝のほうに浸かりました。浅目ながら41~2℃の適温の源泉は最高でした。
なぜ、もっと早く行かなかったのだろうと思いました。私のお気に入りベストテンにはいる温泉だと思います。脱衣場はありませんが、独占状態でしたので思い切り野湯を堪能しました。
片山地獄は鬼首地熱発電所周辺の地獄のことですが、当然ながら地熱発電所の敷地内の地獄は立ち入り禁止です。とある道を掻き分けて行くとV字型の地形の沢にでました。沢の上に登山道らしき跡があり杭が残っていました。高さがあり滑りやすいので注意が必要です。適当な場所で沢まで降りて行きます。湯は適温で40℃位の強酸性の青白い湯川が素晴らしいロケーションで流れています。

のちにここが奥の院地獄と呼ばれる野湯であることは帰宅後に知ったのでした。