これで自主制作映画三作品が出そろったので、改めて紹介します。
すべての撮影がほぼゲリラ撮影で行いました。
最初の作品は「のぼると食べ子」。
1992年に制作しました。
もともとは文化祭の出し物として作られた作品です。
その年に、大目に見てもらったのか、池袋の映画祭で大賞をいただき、自分としても忘れられない作品となりました。
この作品ではコダックの8ミリフィルムを使っており、若干映像の色が濃く、後の作品から比べるとコントラストが強くなってます。
また、この作品ではジャックタチの映画の音楽を使ってましたが、著作権が高いため、特別に静岡在住のシンガー杉山由美さんに作っていただきました。
音のこだわりが強く、細かに指示していただいたのが印象に残ってます。
次に第2弾となる作品は「Shaberaruru」。1997年頃に撮影し1999年に完成しました。この作品は最初、47分として完成しましたがどこにも評価されることはなく、後、8年後の2007年に17分版で調布の映画祭に入選しました。この作品ではフジカラーの8ミリを使っており、全体的に色が薄い印象を受けました。また、フィルムをデジタルに変換する際、少し緑色を強くしてもらってるため、気持ち緑がかった色になってます。あと、「のぼると食べ子」では映像が不安定なため、三脚を使うよう心がけました。音楽は映像ソフトに入っている既存の曲を使ってますが、エンディングテーマと本編のいくつかはゲーム音楽を作っている萩尾さんにお願いしました。
続いて三部作最後の作品は「チャトはどこだ」。2008年に撮影して2010年頃完成しました。この作品は細かな部分ではあまり変わることなく、15分ほどで完成してます。2010年には名古屋のイベントに選ばれて、映画館上映となりました。画質としてはソニーのデジタルビデオカメラで撮影をしたため色も思うように撮れました。音楽全般は自分で、メインテーマだけ姪っ子が弾いてくれました。
以上、ゲリラアクションロマンスシリーズ三部作でした。