理想国家日本の条件 さんより転載です。
2015/06/10 モアイには胴体があったと話題に! 高さ5メートル以上?
イースター島で島を守る為に作られた神様、モアイをご存じだろうか。渋谷の待ち合わせ場所にあるモヤイ像ではなく、本家のモアイである。でかい顔に少ししゃくれたアゴ、そして面長な頭と特徴的な石像である。
顔だけのモアイ像が実は体があったという事実が判明し話題になっている。このモアイ像を掘ってみたところ、頭から下にもかなり深くまで石像は続いており、体の胴体があることが判明。その高さ5メートル以上。大きい物になるともっと高くとなるという。
体の部分は色が変わっており何年も埋まっていたことがわかる。
意図的に埋められたというよりも像が埋まってしまった可能性の方が高いそうだ。イースター島には150ものこうしたモアイがあり、
中には倒れてしまったモアイ像もある。
しかし倒れたモアイ像は過去に日本が修復プロジェクトとしてクレーンメーカーのタダノが名乗りをあげ、修復に参加。一方、モアイに落書きをした日本人もおり、そちらは罰金刑になった。
なんで埋もれていたか、調べていたら・・
やはり火山島だったと知る
地質
詳細は (Easter Island) を参照
イースター島は3つの火山から成る。テレバカ山(海抜507m)が島の大部分を占め、他の2つの他に多数の噴火口がある。海底からは2千mの高さになる。ガラパゴスやハワイと同じ玄武岩で鉄分が多い。75万年前に形成され、最新の噴火は約10万年前だった。20世紀前半にも水蒸気が噴出した。
イースター島の先住民を滅ぼしたのは、人ではなかった
…遺跡調査から判明
2015.1.31 12:30 イースター島から住民が消えた学説のひとつが、新たな発見によって裏づけられた。ラパ・ヌイ(イースター島の現地語名)のポリネシア系住民は、環境条件による危機に直面していた。ヨーロッパ人の病気がやって来たのは、その後のことだった。
雑誌『PNAS』(Proceedings of the National Academy of Sciences)で発表されたばかりのある研究が、イースター島として知られている島、ラパ・ヌイの先住民の消滅をもたらした要因についての学説を提示している。
ニュージーランドのオークランド大学の人類学教授、セイン・ラディフォギッド率いる研究チームによると、わずか63平方キロメートルの大きさの島から住民が消えたのを決定づけたのは、過酷な環境条件だった。南太平洋のこの島に住んでいたポリネシア系先住民は、新しく収集された情報によると、ヨーロッパ人の到来より前にすでに消滅への道をたどっていたようだ。
すでに発表されている学説のなかには、イースター島の住民たちがあらゆる天然資源を使い尽くしたのちに姿を消したことを示唆していたが、島に散在する6つの異なる遺跡で発見された400以上の黒曜石(ガラスに似た火山岩で、溶岩の急速な固体化によって形成される)の手工品の分析によって、より厳密な調査が可能になった。
科学者たちは、年代測定の技術を用いて、島の人口が1200年ごろ、そして1500~1600年の間に増加したが(遺跡によって小さな差異はあるが)、続いて、食料の枯渇では説明できない漸進的な減少へと向かったことを確認することに成功した。
1722年まで、ヨーロッパ人がイースター島にたどり着いていなかったことはよく知られている。上記の考古学遺跡によって研究者たちが確認したのは、ラパ・ヌイ住民が島の自然と戦っていたこと、そして、人口減少は降水量の変化や表土の質の劣化のような原因に帰結させられるということだ。ラパ・ヌイの環境が人口を支えられなくなり、そのため人々はゆっくりと死に向かっていったのだ。
それに次いでこの島を襲った、梅毒やインフルエンザなどの伝染病とヨーロッパ系住民の進出が人口減少に決定的な影響を与えたのも事実だろう。しかし、ポリネシア系先住民は植民地建設者たちが到来するより前に、複雑な環境条件に困難を抱えていた。