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1995年の阪神淡路大震災がきっかけとなり自動書記で突如絵を描き始める 絵の仕事は26年目 ブログ光のチャレンジは11年

枠を外す

2012-12-28 | 日記
10年程前だったか、たまわーるどのたまさんに「チャネリングアート」をよく描いてもらっていた。
(大概ファックスで送ってもらっていたので、私は勝手に「ファックス画」と呼んでいた。ごめんなさい!)

その頃描いてもらった絵の中には、何と「樽」の中でふるえている私がいたのだ!
(まるで「らく~ら」さんの「バレルサウナ」に全身すっぽりハマって、頭の上まで蓋されているような!?)

自分ではそんなに「怖れ」が強いとは思っていず、むしろ勇気のある方だと思っていたが、実はそれは外見だけで実際はその絵の通りだったのだろうと、今にして思う。
たまさん、畏るべし!である(笑)。

また、趣味でやっていた文芸の会でも、師匠に、「もっと殻を脱ぎなさい」「裸になりなさい」「きれいな言葉で無くていいから本音を出しなさい」と言われ続けていた。

そんな私がおそるおそる「樽」を抜け出て、ようやく「枠」が外れたと感じたのはいつ頃だっただろう。
そのきっかけになったのは何だったのか?もうすっかり忘れてしまったが、ある時、ストーンと「溜飲が下がる」というか、「胸の空いたような感覚」があり、はっきりと今までとは違う!と感じたことを覚えている。

そして食が細くてやせていた私が、食べ物に目覚めたというか、それまではあまり食べ物に関心が無かったのに、自然とよく食べるようになり、美味しいと感じて食べ物に感謝出来るようにもなった。
実際的にも「胸が空く」としっかりと食べられるようになるということを体験したのだ。

それまでは何と言うか、まさにハートが閉じている(胸が詰まる)という感じだった。


さて、それで何が言いたいかというと、実は先日の展示会の前日、あの「波動建築」で出来た建物に初めて泊まった時に感じたことを伝えたいのである。

生まれて初めての体験だが、建物の中に寝ているにも関わらず、全く「壁」の「圧迫感」が無い!
周囲に枠が何も無く体がのびのびとして、まるで満天の星空の下、広い草原に寝ているような心地好さ、否、もっと言えば大地(床)も何も無い感じで、まるで宇宙空間に浮いているような!?
そんな感覚になったのだ。

この建物は普通の家と違って四角の壁に囲まれていず、周囲が12角形になっている。
そのことがこのような感覚を生んでいるのかと思ったが、それにしてもこの「軽さ」というか、開放感は素晴らしいものだった。

人は「枠」に囲まれ、「樽」の中に入っていると「守られている」と感じて安心する面もあるのかもしれないが(かつての私のように)、それはそれ以外の感覚を知らないからであって、もし一度でもその枠外に出たならば、初めて地球の重力圏を離れて宇宙空間に出た時のように、どれだけ自由でのびのびした感覚を味わえることだろうか!?

ほんとにこれは「体験」したことの無い人にはわからないこととは思うが、狭いテリトリーや今の世界、今の自分だけが自分だと信じているのは、とてももったいないことだ。

どうか、2013年は既存のそれぞれの「枠」を外して、思い切ったチャレンジをしてみて欲しいと願う。
失敗を怖れず、これまでやったことの無いことにもぜひ取り組んでみてはどうだろう?

卑近な例で恐縮だが、私は相棒と出遇って一緒になる時、恥ずかしながらほんとうに悩んで、いろんな人に相談しまくっていた。うまくいくとはとても信じられなかったからだ。
そんな中、その頃北海道に住んでいた知人が「一日でも一緒に居られたらいいやん、好きなら、、」と言ってくれて、ようやく決心することが出来た。

そしてたまさんの「チャネリングアート」に助けられて、ようやく「二人の足並み」が揃い、胸の奥の「扉が開いた」結果、おかげさまで先日のような展示会も開くことが出来、ちょうどその日で私たちは同居17年目になったのである。

「たった一日でも、、」と思った出発から、まさかこんなに長く続くとは!?
だからこそ人生は不思議で面白いのですね。




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