Over 60's yukinokoブログ

実家の片づけ、そして義母を送って、次は自分の生前整理だな

文化の日イベントその一:尾張名古屋は「屁クサイ」?

2007-11-04 06:21:47 | 好きなもの・好きなこと
起きてくるとき空模様は未確認でしたが、昨夜は星が綺麗だったので、ほぼ間違いなく晴れているはず、です(希望的観測?)。

昨日は午後から、友人のニナリッチ子さんと名古屋市博物館へ出かけてきました。文化の日、でしたからね。それらしいイベントでしょ?
バイト先で私と同じ苗字で紛らわしい(笑)職員さんから、招待券をニナ子さんと戴いたのでした。
その職員さんの奥様は博物館の学芸員。戴くとき、
「次のバイトのときに(チケットを戴いたのがバイト最終盤)感想を聞かせてもらうね」という「宿題」つきではありましたが・・・

企画展は「大にぎわい 城下町名古屋」というもの。
江戸時代の名古屋に関する資料がいろいろと展示されていました。

江戸時代の名古屋、というと、「暴れん坊将軍」でおなじみの八代将軍吉宗と同時代に、幕府のすすめる享保の改革と真っ向から対決する施策を行った尾張藩主宗春が真っ先に浮かびます。
当時の様子を表した絵も展示されていましたが、保存状態もよく、華やかな当時の様子がよくわかるものでした。

なかでも印象に残ったものは、国宝の「古事記」、名古屋城が傾いた際の修理の図面、そして葛飾北斎の書いた手紙。

「古事記」の実物を見るのは初めて。う~ん、漢字ばっかりなので、何が書いてあるやらさっぱりわからん・・・・・・
同じ国宝でも、徳川美術館の「源氏物語絵巻」を見たときのほうが感慨深いものがあったわね。
南北朝時代に書き写されたことがわかったのが江戸時代。ということは、それまでほとんど放ったらかしだったのかしら?

名古屋城の修理については、まったく知らないことだったのでちょっとびっくり。
地盤沈下などで傾いてきたための修理だったわけですが、そんじょそこらの大きさではありませんからね。
うまくいかなかったら、ピサの斜塔状態になってしまっていたのだなぁ・・・もっとも戦争で焼失してしまいましたけど。

でも、な~んと言っても私にとっての昨日の一番は北斎の手紙、でした。
筆でささっと描いたイラスト、なんて言ってはいけない、挿絵がまたうまいのよ。
そしてなぜか「屁クサイ」と書いてある。はぁ???
これは自分の名北斎を洒落てのものだったのですね。いや、ヒットしちゃいました

などなど、本当のことを言うとあまり期待していなかったのですが、ずいぶん楽しめる企画でした。
難を言えば、展示スペースが狭く見る順序が非常にわかりにくいこと。ここはいつもそうなんです。
次の企画はトルコのトプカプ宮殿の至宝展。これはきっとすごく人が集まるはず。バーゲン並みの人ごみを覚悟しなくては・・・・・・

さて、文化の日イベントその二は、「新!本宅」でこれから更新しま~す。