Over 60's yukinokoブログ

実家の片づけ、そして義母を送って、次は自分の生前整理だな

ピザも目当ての展覧会と、残念がる出来事

2024-12-04 09:02:58 | 旅行・お出かけ

小春日和と言いたいほどの暖かい晴天の下、相方と岐阜まで出かけてきました。第一目的は展覧会。

名鉄で岐阜まで。隣の県ではあるものの特別快速で早く行くことが出来ます。もっとも通勤時間帯だったので名古屋駅までは立ちっぱなしだったけど。

1時間に1本程度しかない岐阜バスに乗って美術館前まで、途中こんな狭い道を通るのか!?と思うような住宅地をちょっとだけ通るのが面白かったりします。

相方はこのバスに乗るのは初めてだったので、とても驚いていました。

驚いたと言えば、ようやく岐阜バスでも他所の交通系電子マネーが使えるようになっていました。それまではアユカという自社のしか使えなくて、ちょっと不便な

こともあったんです。整理券を取って、おつりのないように両替機で両替するのも停車中にする、というのはなかなか難儀だもの。距離で料金が変わるから

仕方ないのでしょうけどね。

わざわざ小銭を用意して行ったけれど、名古屋市の敬老パスを兼ねたマナカを使ってスムーズな乗車が出来ました。

 

展覧会は山本芳翠展とルドン展と、企画展が2つもある豪華版。共通チケットで2千円。どちらか一方だけでも鑑賞することが出来ますが、せっかく出かけたし

相方はルドンは初めてだったので両方とも。でもどちらかと言えば私たちのメインは芳翠のほうだったので、そちらから先に。

どちらの展覧会も作品数がかなり多くて驚きました。もっとも芳翠のほうは同時代や影響を与えた画家たちの作品もかなり多く、作者名を見ずにいるとうっかり

芳翠の作品と思ってしまうことも。

日本女性を描いた作品はどこかこってりとした雰囲気で、古風な絵柄のものが多かったような。

そして私がいいな、と思ったのは、残念なことにどちらも芳翠の作品ではありませんでした。もちろん芳翠が描いた裸婦など、前から好きなものもあるのだけど

これが本当に芳翠の作品?と思えるようなものも。最後のほうに展示されていた虎の絵の一枚なんか、近くに人がいないことをいいことに?思わず「下手」と

つぶやいてしまったくらい。それともその時期は描く方向性が変わっていたのかな。

いいなと思ったのは合田清の「風景」と、原田直次郎の「靴屋の親爺」。どちらの展覧会もそうだったのですが、作画技法や素材の説明が書いてなくてそこは

少々不満に感じました。「風景」は何で描かれているかその場ではわからなかったのですが、作品リストによると木口木版とのこと。彫師が彫ったのか本人が

彫ったのかはわからないけれど、小品ながらとても趣のあるものでした。「靴屋」のほうはいかにもな職人の面構えで、人柄まで伝わる感じがよかった。

一方ルドンのほうはというとこちらも作品がかなりの数あって。元々岐阜県美術館が持っているコレクションも多く、かなり前に息子と観に来たこともあって

かなり飛ばして鑑賞。リトグラフなどのモノトーンの作品が多く、作風も暗くて、観ていると気持ちがどよ~んとしてきます。こういうところはムンクと同じ。

花を描いた油彩画などは優しい作風で、同じ人が描いたのか?と信じがたいところもありましたね。

息子はちょっと変わった?ものが好きなので、ルドンも好み。でも今回は時間がないことと、彼が好きな作品がなかったので観に行くことはなさそうです。

 

鑑賞を終えてバスで岐阜駅前近くまで移動し、お昼は2年前にも訪れたナポリピザのお店へ。今回何かと写真を撮り忘れてしまって、おいしかったピザも話だけで

おしまい。Mサイズのピザ2種類とドリンクにしましたが、ちょっと量が多かったかも。次行くことがあったら、オーダーを少し工夫しなくてはいけないなと

思いました。それに隣のテーブルに運ばれたボンゴレビアンコがものすごくおいしそうで!殻付きのアサリがどっさりのっていました。石窯焼きのピザが

おいしくてその店に行くのだけれど、次はパスタも試してみたい。

食後歩いて5分ほどのところにある金(こがね)神社へ。私の朱印帳によると前回は令和元年で、コロナ前だったんですね。昨日もまた御朱印をいただいて

きました。

                  

この写真も家に帰ってから。朱印帳は持って行かなかったので、いただいたものを貼り付けたところです。

本当はここで駅に戻って帰宅、の予定でしたが、相方が数年前「鶴瓶の家族に乾杯」で放送したところへ行ってみたいと言い出したので、行けるかどうか

わからないけれどとにかくそっち方面へ行くことにしました。

放送された場所にはかなり前に娘と通りがかったことがあったんです。確か伊奈波神社へ行った帰りに通ったような気がしたので、なんとなく伊奈波神社方面へ

向かって歩き出しました。

でも金神社からは結構距離、あるんですよ。膝はそれほど痛くなかったのだけど、駅まで戻ることを考えるとあまり遠くまでは行きたくない。

などと考えながら歩いていたら、鳥居を見つけたのでちょっと寄ってみることに。

橿森神社というお社で、御祭神のお父さんは伊奈波神社、お母さんは金神社の御祭神なんだそうですが、全然知らなかったな。金華山のある岐阜公園の南の

端あたりになるみたいです。

ここを参拝して駅に戻ることにしました。大通りばかり歩いていると景色も単調だけど、少し入ったところを歩くのはなかなか面白い。

 

と、ここまで書いて以前書いていた別のブログの記事を探していたら、ありました!その放送で映った場所。しかもそのとき、橿森神社にも参拝していたんです。

全然覚えていなかった私・・・・・・14年前の10月のある日のことで、放送の場所は御鮨街道に面している、とブログに書いていたのだけれど、その御鮨街道と

いう道標を昨日も見たのに!忘れるって、悲しい・・・・・・

マップのストリートビューで見てみると、なんだ、昨日かなり近くまで行っていたんじゃないか!とわかって愕然。まあ仕方ない。伊奈波神社の御朱印をまだ

いただいていないし、そのとき以来ずっと行っていないので参拝しに出かけたあとで行ってみることにしましょう。相方が帰ってきたら事情を話して、ふたりで

残念がることにします。