我が家で見るテレビ番組のほとんどが、NHK。
なんか過激な名前の政党が出来ましたが、ぶっつぶされるとうちは非常に困るんだけどなぁ…ま、それはさておいて。
今年、そのNHKのドラマを観ていて、気になる&苦になることがあるんです。
それは、男性の帽子。
今年の大河ドラマ「いだてん」。オリンピックに関するドラマで、今やっているのはロサンゼルスとベルリンのオリンピックの間くらい。
まだ昭和一桁の年代ですね。
昨日もそうだったのだけれど、東京市長役のイッセー尾形さんが選手や関係者に帽子をとって謝るシーンがありました。
謝意を表すために帽子を取る、というのはわかるのだけれど、そもそも男性は室内では帽子、被ったままなのはマナー違反じゃないんだろうか?
というのが私の気になるところなんですよ。
女性にとっての帽子は衣服の一部で、室内でもとらなくてもOK。エリザベス女王や皇室の女性の皆様を思い浮かべればわかりますが、
確か男性は違うんじゃなかったかと思うんです。
ビンテージのコート掛けには、コートと帽子の両方を掛けることが出来るようになっていたはずだし。
大河ばかりではなく朝ドラも同様で、リリー・フランキーさんが演じている書店の社長が、呑み屋で一杯やっているときにもずっと帽子を
被っているのが不自然で仕方がない!
かなり前には、幼なじみの学生が主人公のところを訪れたとき、家族に挨拶するときも学生帽を被ったままお辞儀をしていて、それも
絶対おかしい!と思ったし。
以前相方の仕事を手伝ってくれていた、秋田出身のおじさんがいました。
昭和8年生まれのおじさん、学はあまりなかったけれど、挨拶のときには必ずいつも被っていた帽子を取って、深々と一礼した姿を
思い出します。
昔のひとって、そういう礼儀はどんな人でもほぼ間違いなく身についていたはず。
ドラマを観て、どいつもこいつも礼儀知らずなやつばかりだ、と憤慨するのは、私の考えが偏っているからでしょうか。