日本人の糖尿病の95%以上を占めるII型(非インスリン依存型)糖尿病の予防の大要は、 「インスリンの放出を少なく抑え、きちんと働かせる」 そのためには…
● 食事はゆっくり食べる ● 大食を避ける ● 肉・脂肪・砂糖を控える
これら食養生面での要件を書き挙げてみると糖尿病が食構成の偏った地域でのみ頻発する「美食」の病である事はお分かりになろう。
世界では毎年約20億トン、地球上の全人口が食べていける量の 2倍の穀物が生産されている。
しかしこの穀物の半数は畜産動物の腹に収まっており、牛だけで 全体の3割を食べているという。
これなら恵まれた一部の地域の人間が好きな物を病気になるまで食べられ、何億もの人が今日も口にする食糧に困っている現状の理解は難しくない。今中国人が毎日牛を食べる生活を目指しているため今後もこのアンバランスは拡大していくと見られている。
食糧占有になる肉食は弱者に向けられる慈悲、視界を失わせる点でももう控え目にしたい習慣である。
これ以上人々が「我善し」、「今善し」の獣的精神に生きて一体誰が幸福になるのか…… 社会的弱者が増大する世界各国の人間で一緒に考えたい題目でもある。
日本国民は世界一『動物脳』の露出する民であることにも憂慮が必要だ。
飢餓人口が10億人まで膨張する中いつまでも大食い番組を流しているのはいかにも従来の道徳観から外れていようが、「日本人だから仕方がない」の言い訳が通る内に悔い改めたいものである。 世界の飢餓人口
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