「おながわ海中漫歩」 ちょっと海へ

宮城の海に潜って40年以上、最新の女川湾の情報をお知らせします。
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2024年12月17日(火)JF女川町支所 江ノ島支部の漁業支援

2024-12-18 09:33:19 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:晴れ

海況:北西の風 やや強く 多少風波あり

気温:0~3℃ 水温:16.5℃

透明度:15m以上

 今日潜水作業した江ノ島列島(足島)

 今年も11月1日から始まった冬のJF女川町支所  江ノ島支部の漁業支援活動も今日で15日間を迎え無事終了しました。

 今年は季節風の影響が続き潜水作業ができなかった日々が続いたが、水温が例年より5~6℃も高いため潜水作業は比較的快適に終了した。

 しかし、いままであったコンブ類のエリアは姿を消し、アラメだけが生育しているのが気になる。

 魚類では、季節来遊魚のスズメダイの仲間からイシダイやマダイ、タカベの群れやアオリイカの群れ、イセエビなど、元気で成長している。

 一方、アイナメの抱卵もやっと始まったが、マダコやババガレイ(ナメタガレイ)の姿が激減している。

 アラメの海中林

 アラメなどの大型海藻


2024年11月6日(水)第23回 東北電力図画コンクール最終審査

2024-11-07 09:01:57 | 陸での出来事

 第1次審査通過作品(200点)の展示(女川原子力PRセンター)

 今年も、毎年恒例の東北電力図画コンクール(テーマ:想像の海の生きものたち)の最終審査の為、11月6日に女川原子力PRセンターへ行ってきました。

 今年で第23回目を迎えた図画コンクールだが、応募総数が昨年より若干増えて4195作品と多数の応募がありました。

 その中から1次審査を通過した200作品を9月28日から10月25日までの約1ヶ月間、女川原子力PRセンターで展示し、一般の来場者延べ1352名の方々に投票していただきました。

 そして今日、9名の審査委員による最終審査の結果、最優秀賞 1点、優秀賞 7点、審査員特別賞 9点、奨励賞 20点が選ばれました。

 尚、表彰式は、令和6年12月22日(日)午後1時から女川町役場 生涯学習センター「ホール」で行う予定です。

  また、今年も女川湾で撮影した新たな映像を含め、おながわ海中漫歩(2024年度版)を御覧に頂きながらトークショウを開催いたします。


2024年10月26日(土)カミソリウオ&ホソフウライウオ in 竹浦

2024-10-26 16:04:46 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:晴れ時々曇り

海況:北よりの風 多少うねりあり

気温:17.5~19.5℃ 水温:20.2℃

透明度:3~4m

 カミソリウオのペア(体長 8~10cm) アゴ島

 今日は、アリエルの小玉さんの情報によるとカミソリウオが3個体ほどいるとことで、竹浦のアゴ島とグロットで潜ってきました。 

 多少うねりがある為、透明度が悪かったが、情報の場所へ直行しすぐに確認できた。最初は茶褐色系のペア、そしてグリーン系の場所と全部で3個体と観察できた。

 グリーン系の個体と一緒にいたのは、なんと女川湾では初観察のニシキフウライウオではないか。

 カミソリウオは、15年ほど前に女川町石浜や20年以上前に仙台湾の大根岩礁などでも観察されたが、ニシキフウライウオは初めてだ。

 ホソフウライウオ(体長 7cm) アゴ島

 グリーン系のカミソリウオ(体長10cm)

 その他。チョウチョウウオ類、メジナ、ハタタテダイ、タカノハダイ、キンギョハナダイ、アイゴ、イシダイ、コブダイ、マダイ、ノコギリヨウジ、オトヒメエビなど南方系の生き物たちが多い。

 

 

 


2024年10月5日(土)竹浦の海でカエルアンコウが観られる

2024-10-06 08:47:38 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:晴れ

海況:西よりの風 凪

気温:20~23℃ 水温:22.8℃

透明度:8m前後

 カエルアンコウ(体長 15cm) アゴ島

 約1年ぶりに竹浦の海でファンダイブを楽しんできました。

 今日の目的は、最近竹浦の海で複数個体のカエルアンコウが観察されるということで、久しぶりのカメラを持って探索に行ってきました。

 透明度は思っていたよりもよく水温も23℃前後と温かく快適な時間を満喫してきました。

 一本目は、グロット、2本目はアゴ島で潜って見ましたが、マダイ、イシダイ、コブダイ、キュウセンベラの仲間、スズメダイの仲間、チョウチョウウオの仲間、オトヒメエビ、ノコギリヨウジウオなど南の海の生きものたちが多く観察された。

 しかし、地元の北の海の生きものは数が少なく、フサギンポやダンゴウオはいるが、クチバシカジカの姿は確認できなかった。

 やはり海水温が昨年より高く推移し、例年より5℃以上高い為か南の生きものたちが越冬しているようだ?

 お目当てのカエルアンコウは探しても見つからず、浮上直前にアリエルの大島さんに「いたよ」と教えられ、残圧50で急いでその場所まで行ってやっと会うことができました。

 その他、ダンゴウオ、ウミクワガタの仲間など観察できました。

 ソメワケウミクワガタ(グロット)

 ダンゴウオ(アゴ島)

 一方、JF女川町支所 江ノ島支部の漁業支援活動は、海況不良などで9月19日(80日間)で無事終了しました。 

 今年は昨年同様水温が高く推移し、江ノ島海域でもワカメやアカモク、コンブ類などが少なくなっている。しかし、アラメなどは多く生長している場所もあった。

 また、生きものたちも、マダイ、メジナ、タカベ、チョウチョウウオの仲間、イセエビなどが多くの南の生物が多く観察された。

 江ノ島列島 笠貝島からの日の出 

 

 

 

 

 


2024年6月16日(日)竹浦の海

2024-06-22 16:53:42 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:晴れ

海況:南の風 凪

気温:22.5~26.5℃ 水温:13.6~18.7℃

 ベニカエルアンコウ(グロット)

 KAZUが竹浦のアゴ島とグロットでガイドをしてきました。

 透明度の回復が遅れているが、ベニカエルアンコウはほぼ定位置で健在だ。

 一方、ダンゴウオやフサギンポなどは姿は確認できたが、相変わらずクチバシカジカは確認できなかった。

 その他、スナビクニンや中層にはイワシの群れなど観察できた。

 スナビクニン

 フサギンポ

 イワシの群れ