「おながわ海中漫歩」 ちょっと海へ

宮城の海に潜って40年以上、最新の女川湾の情報をお知らせします。
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2022年10月16日(日) 竹浦の海

2022-10-17 10:05:54 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:晴れ時々曇り

海況:東よりの風 多少うねりあり

気温:18℃前後 水温:18.7℃

透明度:2~3m

 ウミスズメの幼魚(アゴ島)

 今日はアリエルチームに便乗して竹浦のグロットとアゴ島で生物探索をしてきました。

 前日までのうねりも大夫治まってきたが、透明度が悪い。しかし、クチバシカジカやミナミハコフグの幼魚、イセエビなど複数個体が観察された。また、何十年ぶりだろうかウミスズメの幼魚が確認された。

 ウミスズメの幼魚は、震災前の過去に石浜で観察されたが、また会えるとは思わなかった。体長は2cm程度でイナズマ模様のブルーがきれいだ。

 ハコフグの幼魚時代はダイバーにも人気者だが成魚になるとスルーしてしまうダイバーが多い。

その他、クロアナゴ、お腹の大きなヨロイメバル、マダコの抱卵、スズメダイなどなど・・・

 イセエビの成体(アゴ島)

 クチバシカジカの若魚(アゴ島)

 


2022年10月3日(月) 竹浦の海

2022-10-06 07:47:33 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:晴れ

海況:南東の風 多少うねりあり

気温:20~22℃ 水温:20℃前後

透明度:5~6m

 ミナミハコフグの幼魚(グロット)

 久しぶりにアリエルチームとバックロールチームのスタッフだけで、竹浦のグロットとアゴ島で生物探索をしてきました。

 多少うねりがあり撮影は大変だったが、竹浦の生きものたちと久々に会うことができました。

 クチバシカジカやダンゴウオ、スナビクニンなどと、そして南の海からやってきたイセエビ、ハコフグの幼魚、チョウチョウウオの仲間なども多く観察できた。

 越冬するイセエビの成体(アゴ島)

 イソギンポ

 ダンゴウオ

 一方、JF女川町漁協 江ノ島支部の夏の漁業支援活動も89日間の9月30日で無事終了し、10月の1ヵ月間は竹浦でのファンダイブが楽しみだ。

 今年の江ノ島海域では、春先の水温が低かったので、アラメ、ワカメ、コンブ、スジメ、アカモクなどの大型海藻類が多く生長し、夏場の水温が上がってからは、南からの多くの生きものたちがやってきた。ヒラマサ、イナダ、シマアジ、ツノダシ、ソラスズメダイなどとウミガメも観られた。