天気:晴れのち曇り
海況:南東の風弱く ベタ凪
気温:5℃ 水温:7.0~7.4℃
透明度:5~6m
フサギンポのハッチアウト(HDVより)
今日も竹浦で2ダイブしてきました。気になっていたフサギンポのハッチアウトの撮影が主な目的だったが、2本目のダイビングでドンピシャ遭遇し、ついに撮影に成功しました。
1998年からフサギンポの抱卵を記録してきたが、数十個体のハッチアウトしか撮っていない。卵は3万個以上あるので一気にハッチアウトする瞬間を撮りたくて毎年狙ってきた。
昨年の12月20日に観察したフサギンポの抱卵、今日で44~45日経過し3日前には一部の卵が割れていた。
今日が最後のチャンスと決め、エントリーして抱卵場所急行。数分観察したら毎分1~5個体位の稚魚が巣穴から出てくる。まだ時間があると判断し、他の抱卵場所(2ヵ所)をチェックしたが、こちらは、あと2~3日かかる。
最初の抱卵場所に戻って観ると、ハッチアウトが始まっていた。1分間で数百~数千匹の稚魚が巣穴から飛び出して水面を目指す。撮影すること約20分、まだまだ奥には卵塊はあるのだが、エアーがないのでやむなくエギジット。68分のダイビングだった。
その他、ホヤダンゴ、アカダンゴ、クチバシカジカの抱卵3カ所は順調に子育て中など、いつもの生きものたちを撮影してきました。
別のフサギンポの抱卵(アゴ島) 卵の状態からあと2~3日でハッチアウトかも・・・
天気:晴れ
海況:北西の風やや強く 多少うねり (午前中:強風注意報発令)
気温:-2℃ 水温:7.2~8.1℃
透明度:5~6m
真冬日となった竹浦
今日は、KAZUがハイブリッジのツアーに同乗して竹浦で2ダイブしてきました。
昨晩からの強風が心配されたが、朝には弱まり強風注意報は正午前に解除された。しかし、最高気温がー2℃とこの冬一番の冷え込んでしまった。
1本目は、竹浦グロットで探索した結果、クチバシカジカの抱卵(3カ所)とも順調だが、NO2抱卵の最初の卵塊は、稚魚の眼が見えるまでに成長している。
アゴ島のフサギンポの抱卵も40日経過したが、まだハッチアウトが完了していない。今シーズンは、例年より水温が1~2℃も低い為か、45日前後かかるかも(通常の抱卵期間は、35~45日間)
その他、ダンゴウオ数個体やケムシカジカなども観察できた。
報告:KAZU
天気:くもり一時小雨
海況:風弱く 凪
気温:5℃ 水温:7.2℃
透明度:5~8m
今日の竹浦グロットの海
今日は、2週間ぶりの竹浦で2ダイブしてきました。
1本目は「竹浦グロット」へ・・・・・先週末は大シケの影響で観察できなかったフサギンポの抱卵だが、予想した通りハッチアウトが完了していた。
一方、クチバシカジカの抱卵は、順調に子育て中
今日も観察できた3色のシロホクヨウウミウシ
ダンゴウオは、マボヤの上で多く観察されるようになった
2本目は、アゴ島へ・・・・・ フサギンポの抱卵を確認したがハッチアウトが始まった卵もあり、あと2~3日で完了するだろう。
天気:くもり時々小雪
海況:西よりの風 やや強く (強風注意報 発令中)
気温:2℃ 水温:5.8~7.4℃
透明度:1~2m
先週末は低気圧の影響で海は大荒れだった為、竹浦のファンダイブができなかった。
この時期、北西の季節風が強く吹き荒れると女川町の小型漁船を引き揚げる施設のレールに多くの砂利が堆積し、船の上下架に影響がでる。
震災後、我がチームでは、漁業支援の一環として定期的に砂利の除去作業をしてきました。今日はKAZUが漁業用の籠で24個の砂利を陸揚げしてきました。
寒い中、大変お疲れ様でした
砂利の除去前には、ギスカジカの幼魚が多く観察されたが、除去後はどこかに行ってしまった。
報告:KAZU