天気:晴れ
海況:西よりの風 時々強く 多少風波あり (強風注意報発令中)
気温:18℃ 水温: 水面付近 5.2℃ 水底 4.7~5.0℃
透明度:3~4m
今日の竹浦の海は、天気は良いのだが数日前から西よりの風が強く吹いていた為、深層水が上がって、水温が5℃台まで下がってしまった。
1本目は、弁天島へダンゴウオの抱卵を観察してきました。比較的観察しやすいNo9とNo10は順調に子育て中だが、先月中旬に発見したNo1とNo2の抱卵のハッチアウトが完了していた。
2本目は、アゴ島へ。No4とNo7の抱卵も順調のようだが、No7は相変わらず卵が見ずらい。
今月末から6月上旬にかけて、ハッチアウトのピークを迎え、「天使の輪」を持つ稚魚や抱卵、そして運が良ければ、ハッチアウトの瞬間に遭遇するかも・・・・・(昨年と一昨年は観察できた) また、まだ産卵をしていないお腹の大きなメスのダンゴウオも数個体観察。これから竹浦の海の水温も高まり「ダンゴウオ三昧」のベストシーズンがやってくる。
今日の新たに発見した生き物は、久しぶりに大きなイソバテング・・・・・・
体長 25cm位のイソバテングのメス
イソバテング(磯場天狗)は、ケムシカジカ科の仲間で、カイメン動物に卵を産み付ける隠ぺいするタイプだ。生まれた稚魚は、水面近くで浮遊生活する為、現在、女川の各港の岸壁からでも観察できる。
その他、ギスカジカ・シロホクヨウウミウシ・ミズダコなどと、アリエルチームは、昨年生まれたクチバシカジカの若魚を発見。しばらく、定位置にいることを願う。
ギスカジカ シロホクヨウウミウシ
一方、女川の水産業は、マボヤやホタテの養殖も最盛期を迎え、早朝から昼間まで何度も水揚げされ出荷されていた。
ホークリフトで水揚げされる養殖マボヤ(約600kg)