「おながわ海中漫歩」 ちょっと海へ

宮城の海に潜って40年以上、最新の女川湾の情報をお知らせします。
http://backroll-sld.com/

2022年1月22日(土)今季初のクチバシカジカの抱卵確認

2022-01-24 09:23:01 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:くもり

海況:西よりの風 多少うねり (波浪注意報 発令中)

気温:1.5~3.5℃ 水温:9℃

透明度:5~8m

 今季初となるクチバシカジカの抱卵(グロット)

 今日は、ハイブリッジさんに便乗してKAZUがクチバシカジカの抱卵を探索に行ってきました。

 波浪注意報が出ていたが、竹浦の海は多少うねりがある程度で探索には問題ない状態だ。

 1本目のグロットでは、ハイブリッジの髙橋さんがついにクチバシカジカの抱卵を発見した。

 場所は、昨年の抱卵していた場所のすぐ近くで卵の状態から1ヵ月以上前から抱卵していたようだ。また、先日まで近くの岩でウロウロしていたクチバシカジカオスとは別個体のようだ。

 その他、ダンゴウオや色鮮やかなムラソイ、フサギンポの抱卵など観察できた。

 マボヤの上にはダンゴウオが多い

 黄金色を持つムラソイ(グロット)


2022年1月18日(火) 竹浦の海

2022-01-19 09:18:39 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:晴れ時々雪

海況:西よりの風 やや強く 風波あり

気温:-2~0℃ 水温:8.6℃

透明度:10m

 クチバシカジカの成魚(グロット)

 今日は、ハイブリッジの髙橋さんとアリエルの小玉さんの3人で竹浦のグロットと弁天島で生物探索をしてきました。

 透明度が10mを超えるようになったが、先日の「トンガの大噴火による津波」の影響なのか、水深10m付近でも普段感じない潮流を体験した。

 1本目のグロットでは、初潜りの4日に観察されたクチバシカジカの成魚が同じ岩で発見、透明度が良いのでワイドとマクロで撮影してみました。

 クチバシカジカの成魚

 また、フサギンポの抱卵も数カ所あり、卵の中に眼が見えるようになってきた。あと1週間から10日間くらいでハッチアウトが観察されるでしょう。

 フサギンポの抱卵(グロット) 

 

 


2022年1月4日(火)初潜り in 竹浦

2022-01-05 09:31:15 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:晴れ時々くもり

海況:北北西の風 やや強く 風波あり

気温:0℃ 水温:8.5℃

透明度:10m

 クチバシカジカの成魚(グロット)

 今年の初潜りをハイブリッジさんとアリエルさんのスタッフだけで竹浦のグロットとアゴ島で潜ってきました。

 透明度は相変わらず10m程度見通せるが、水温が10℃を切って例年並みになってきた。

 お目当てのクチバシカジカの抱卵を全員で探索したが残念ながら発見できず、成魚と若魚のみとなった。

 クチバシカジカの若魚(アゴ島)

また、フサギンポの抱卵も2ヵ所は残っていたが、他の2ヵ所は親も卵もなくなっていた。

 フサギンポの抱卵(グロット)

 その他、ダンゴウオ、ハコフグの幼魚、クロアナゴ、スミゾメミノウミウシ、アイナメの抱卵やマボヤの放精・放卵など観察された。

 ダンゴウオは比較的多い

 水温10℃以下でも生息する「ハコフグの幼魚」(アゴ島)

 スミゾメミノウミウシとガーベラミノウミウシ(グロット

 マボヤの放精・放卵