「おながわ海中漫歩」 ちょっと海へ

宮城の海に潜って40年以上、最新の女川湾の情報をお知らせします。
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2014年7月27日(日) 今日の竹浦(アゴ島 2ダイブ)

2014-07-27 15:26:45 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:晴れ

海況:弱い南東の風から強い西風に変わり、凪から風波へ

気温:30℃  水温: 水面付近 20℃  水底 16.5℃

透明度:8~10m

              復旧工事が進む女川港 湾口防波堤

 梅雨明けがまだ発表されていないが、連日の猛暑が続いている女川湾。今日も晴天に恵まれた竹浦のアゴ島で2ダイブしてきました。

 1本目は、風も弱く海は凪ていたが、2本目は、西よりの風に変わって強く吹き付け風波が立ってダイビングボートがユラユラと揺れる。

 昨日に引き続きクチバシカジカの幼魚を探したが、残念ながら姿を見せてくれなかった。しかし、成魚が1個体岩陰に潜んでいた。また、ダンゴウオの幼魚たちは、20数個体確認したが、ほとんどがエンジ色の個体で1ヵ所に10個体以上いた場所もあった。

   

               今日観察したダンゴウオの一部

その他、フサギンポやムラソイ・クロソイ・エゾイソアイナメなどをHDVで撮影した。

       体長30cm位のクロソイ(口元にウミクワガタの幼体が寄生)

 


2014年7月26日(土) 今日の竹浦(アゴ島~弁天島)

2014-07-26 16:01:34 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:晴れ

海況:南東の風 弱く ベタ凪

気温:26℃  水温: 水面付近 20℃  水底 16.5℃

透明度:6~8m

                    今日の竹浦港

 今日も竹浦で2ダイブしてきました。水面付近の水温も20℃を超えるようになり、これから女川湾では、ウエットスーツでもダンゴウオが観察できる季節になります。また、クチバシカジカの幼魚も観察できるが、すぐに岩陰に隠れてしまい写真を撮るのが難しい。今日も№3のクチバシカジカの幼魚がいたが、撮影できなかった。

 今日観察されたダンゴウオの幼魚

  体長5mmまで成長した幼魚 

  まだ、「天使の輪」が残る個体も

    フサギンポも多い

  明日も竹浦で2ダイブを予定しています。


2014年7月21日(海の日) ビーチクリーン&ファンダイブ&BBQ in 指ヶ浜

2014-07-21 16:32:59 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:晴れ

海況:北東の風 弱く うねりあり

気温:24℃  水温:水面 19.5℃  水底 17.5℃

透明度: 湾内 1m  沖合 6~8m

 「海の日」の今日、仙台のアリエルチーム(11名)とバックロールチーム(9名)の合同で女川町指ヶ浜でビーチクリーンとファンダイブ、そして地元漁師さんとBBQを楽しんできました。

 1本目は、2ヵ所ある湾内のゴミ拾いをチーム別で行ってきました。湾内の透明度は1m前後と悪い中での作業に初体験の人もいい経験になったようです。

 晴天の中で準備するダイバー 

 透明度が悪い中での作業 

 2本目は、沖合の「ホヤ敷き根」でのファンダイブ。昨日からのうねりがまだ残っているが、透明度には問題ない場所だ。このポイントは、天然のマボヤが群生する起伏のある岩礁帯で2個の純白のマボヤは、今も観ることができる。

 2隻のボートで沖合のポイントを目指す

 純白のマボヤ

また、ダンゴウオの幼魚(体長 5mm)たちも多く観察できた。

   この時期は、紅藻類の海藻の上で成長する

 ダイビング終了後は、恒例となった地元漁民とのBBQで盛り上がりました。

皆さん、大変お疲れ様でした。また、女川の海に潜りに来てください。


2014年7月19日(土) 産卵しなかったメスのダンゴウオ発見!!

2014-07-19 23:12:14 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:小雨

海況:東よりの風 弱く  多少うねりあり

気温:21℃  水温: 水面 20℃  水底 15.5℃

透明度:6~8m

                      今日の竹浦港

 今日は、久しぶりの竹浦でのダイビング。昨日に引き続きどんよりとした天気だったが透明度も回復し生物探索には好条件だ。

 1本目は、アゴ島へクチバシカジカの幼魚を探したが、定位置にいたのは1個体のみで他の幼魚たちの姿はなかった。きっと近くに隠れて無事だとは思うのだが!!

 №1のクチバシカジカの幼魚(発見から1ヵ月、ひと回り大きく成長していた)

また、紅藻類の海藻には、今年6月に生まれたダンゴウオの幼魚たちが体長5~6mmまで成長し多く観察できた。

 「天使の輪」も消え、海藻と同じ保護色となって身を守る

 その他、久々にクチバシカジカの成魚も1個体観察できた。

 2本目は、弁天島へ。ダンゴウオの幼魚を探していたら、体長2cmのメスの成魚が生き残っていた。ダンゴウオは通常1年魚で、この時期に成魚が発見されるのは、極めて珍しい。

 今年産卵しなかった為、2年目を迎えるメスのダンゴウオ

 


2014年7月18日(金) 女川町桐ヶ崎沖のガレキ調査と捜索

2014-07-19 05:50:15 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:くもり時々小雨

海況:微風 ベタ凪

気温:20℃  水温:水面付近 17.5℃  水底 12.9℃

透明度:水面付近と水底で 約2m 中層域 5~6m

 今日は、小雨の降る桐ヶ崎沖で先月発見したガレキの調査と捜索をボランティアで行ってきました。参加メンバーは、仙台のアリエルさん・石巻のハイブリッジさん・南三陸町のつながりダイビングさん、そして岩手から「くまさん」も来てくれました。どんよりとした天候だったが海上はベタ凪状態。しかし、水底付近の透明度はイマイチで新たな発見には至らなかった。

           今日、参加してくれたメンバー、大変お疲れ様でした

  水深34mで行方不明者の手掛りを探すダイバー

   透明度は2m前後だが、すぐに濁って視界は、ほぼ0m