天気:快晴
海況:北西の風弱く 多少うねりあり
気温:13℃ 水温:水面 14.8℃ 水底 14.3℃
透明度:弁天島 2~3m アゴ島 4~5m
今日も快晴のコンディションだが、うねりがまだ残って透明度の回復が遅れている。
1本目は、弁天島へ。いつものクチバシカジカは定位置に、また、クジメの抱卵も順調に子育てしていた。卵塊は、また増えて10個体分もある。先に産み付けられた卵塊は、ハッチアウトしそうだった。
ハッチアウト寸前の卵塊 最近産み付けられた卵
また、昨シーズン抱卵したクチバシカジカは、同じ場所で巣床を構え、繁殖準備していた。クチバシカジカは、2~3年同じ場所の巣床を利用する為、今シーズンもこの場所に抱卵する。産卵するメスは、卵が成熟するまで近くの岩陰でじーっと待っている。その距離は、数メートルから10m以上離れて待機するメスもいる。(産卵・抱卵するまで極度の刺激は避けたい)
昨シーズン抱卵するクチバシカジカ(オス)
抱卵準備中のクチバシカジカ(オス)
体の模様で同じ個体と確認できる。ここに産卵するメスが同じ個体なのかは、まだ確認されていないが、これからの観察が楽しみだ。
2本目は、アゴ島へ。水温が14℃代と下がった為、今日はケムシカジカが観察された。ケムシカジカは、深場で交尾し、メスだけが産卵のため浅場に移動する。産卵は、産卵管を伸ばし岩陰などに隠ぺいする。
体長40cm以上ケムシカジカ(メス)
その他、マダコの抱卵は、すでにハッチアウト終了した個体やまだ抱卵している個体など4個体ほど観察できた。
マダコの抱卵
1cmまで成長していたダンゴウオの若魚(オス)