「おながわ海中漫歩」 ちょっと海へ

宮城の海に潜って40年以上、最新の女川湾の情報をお知らせします。
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2014年11月29日(土) 今日の竹浦

2014-11-29 15:51:52 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:小雨

海況:西よりの風弱く  うねりあり (波浪注意報 発令中)

気温:10℃ 水温:13.2~13.5℃

透明度: 表層部 1~2m  水底部 4~6m

                   今日の竹浦(弁天島)

 今日は、ハイブリッジチームとアリエルチームの3チームでアゴ島と弁天島で潜ってきました。数日前からの波浪注意報がまだ解除されていない為、うねりの影響で写真を撮るのが大変だった。

 観察した生物は、フサギンポ 5個体とダンゴウオ 6個体、そしてクチバシカジカなど、いろいろ観察できました。

  ババガレイ(地方名:ナメタ)

  キタモエビモドキ

  クジメの卵    アイナメの卵

  今話題のウミウシ「トラパニア・トッドイ」は、今日は1個体のみ

  ピンク系のダンゴウオ

  ピンストライプのスナビクニン

      ゲストのリクエストに応えて「ソメワケウミクワガタ」の撮影会

 今日は、透明度が悪くうねりもある中での撮影会、大変お疲れ様でした。


2014年11月24日(月) 今日の竹浦

2014-11-24 16:42:39 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:晴れ

海況:北西の風 多少波

気温:10℃  水温:13.2~13.8℃

透明度:7~10m

                 今日の竹浦港

 今日も仙台のアリエルチームと竹浦で2ダイブしてきました。透明度も昨日より若干良くなってきたが、浅場では、まだうねりの影響がある。

 1本目は、アゴ島でダンゴウオを探索した結果、赤系2個体とピンク系3個体など全部で7個体観察できた。

    赤系のダンゴウオ

 計測の結果、約1cmまで成長

 その他、フサギンポ、クチバシカジカなど・・・

 2本目は、弁天島でアイナメの抱卵を観察した結果、7ヵ所以上確認できました。卵塊には眼がハッキリしている卵もあるが、ほとんどが1週間位前の卵塊が多い。これからハッチアウトまで楽しみだ。

   アイナメの抱卵

   アイナメの卵塊

その他、トラパニアトッドイも観察できた。

  3個体いるが、近くには卵塊もある

  産卵中のトラパニア・トッドイ(前日撮影)

 

 

 


2014年11月23日(日) 竹浦&シロザケの遡上

2014-11-23 17:05:42 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:くもり時々晴れ

海況:北西の風 多少うねり

気温:11℃  水温:13~14℃

透明度:6~8m

                    今日の竹浦

 今日も竹浦のアゴ島と弁天島で2ダイブしてきました。アゴ島では、クチバシカジカの幼魚3個体とお腹を大きくしたメスなど観察できたが、先週発見された赤いダンゴウオは、今日は観ることができなかった。あぁ残念・・・

    ダンゴウオの体長計測(約8mm)

  クチバシカジカの幼魚

 2本目の弁天島では、アイナメの抱卵が4カ所とクジメの抱卵などと、スナビクニンや季節来遊魚のカゴカキダイなど観察できた。

  クジメの抱卵

  クジメの卵塊

  スナビクニン

  カゴカキダイ(季節来遊魚)

 竹浦のダイビング終了後、シロザケの遡上を観察してきました。シロザケは、産卵を終えて死んだ魚が多かったが、まだまだ遡上してくる個体も多く観察された。

 震災前に生まれて故郷に帰ってきたシロザケ

 シロザケのオス   卵

 


2014年11月16日(日) スナビクニン&ダンゴウオ三昧 in 竹浦

2014-11-16 15:26:18 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:くもり時々晴れ

海況:西よりの風 凪

気温:9℃  水温:14.5℃

透明度:5~8m

                竹浦港の山々も綺麗な紅葉に

 今日は、2週間ぶりにアリエルチームと竹浦で2ダイブしてきました。透明度も回復し生物観察には最高のコンディションだが、水温が14℃台と昨年より1℃も低い。しかし、1ダイブ60分オーバーでも、まだまだ大丈夫だ。

 1本目は、弁天島へ ホシビクニンやスナビクニンを観察してきました。結果は、ホシビクニンは定位置に。スナビクニンは、黒系や白の縞模様、そして黄色系など3個体を観察できました。また、アイナメも抱卵を開始し、クジメの抱卵も順調だった。

 白系の縞模様のスナビクニン

 黄色系(黄金色?)のスナビクニン

  黒系のスナビクニン

 ホシビクニンは定位置

 ダイバーを警戒しながら卵塊の回りをウロウロしているが・・・・・

 3個体のメスの卵塊が確認できるが、来週にはもっと増えるでしょう

  産卵してから1週間前後の卵塊

 2本目は、アゴ島へ クチバシカジカやダンゴウオを観察してきました。クチバシカジカは岩の隙間の奥で後ろ向きだがお腹が多少大きくなっている。産卵には、まだ3~4週間位かかるでしょう。一方、ダンゴウオは、ピンク系、赤系など6個体観察できました。

 今日、アリエルの小玉さんが発見した赤ダンゴウオ

  ピンク系などは定位置に

 その他、フサギンポや季節来遊魚のテングチョウチョウウオの幼魚も定位置で観察できた。

 定位置のフサギンポ

 リュウグウハゼとテングチョウチョウウオの幼魚

 これから益々水温が下がってくるが、様々な生きものたちの生態観察できる為、1ダイブ60分以内では物足りない気がする。

 

 


2014年11月5日(水) ホシビクニンの撮影会 in 竹浦

2014-11-05 18:57:56 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:晴れ

海況:北西の風 弱く  多少うねり

気温:12℃  水温:15.6~16.1℃

透明度:5~8m

                   ホシビクニン(弁天島)

 今日は、おととい3日にアリエルの小玉さんが発見したホシビクニンの撮影会にKAZUが参加しました。

 スナビクニンの仲間は、夜行性で昼間は穿孔貝の穴などで観察されるが、行動半径が狭い為、1~2週間ほど同じ場所にいることが多い。また、時には体色も変えることもある。

 今日のスナビクニンもほとんど定位置で4個体観察できました。

 縞模様のスナビクニン

 水玉模様のスナビクニン

 その他、ダンゴウオが4個体やクチバシカジカなども観察できました。

   

 女川湾で観察されるホシビクニンは、ベージュ系が多いが、オレンジ系や白色系もいる。しかし、黒色系はまだ観察されていない。

       女川町石浜で撮影したホシビクニン(オレンジ系)     資料写真