「おながわ海中漫歩」 ちょっと海へ

宮城の海に潜って40年以上、最新の女川湾の情報をお知らせします。
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2013年8月31日(土) 海洋実習&生物探索 (女川町竹浦)

2013-08-31 21:38:11 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:くもり

海況:東よりの風弱く 凪

気温:26℃  水温: 水面付近 23℃  水底 21.5℃

透明度:上層部 5~7m  水深10m以深 3~4m

 今日は、「金華山沖の流れ藻ツアー」の予定だったが、沖合の海況不良で急遽竹浦で海洋実習と生物探索を行ってきました。前日までの降水確率が70%とのことだったが時折日差しもあるさわやかな天候に恵まれた。生徒は、モビーディックの社員4名でプール実習や学科講習も終わって、今日は初めての海洋実習だ。ボートに器材を積込み、いざ弁天島のポイントに向かうが、皆さん少し緊張気味のようだった。

  初めてのバックロールエントリーも皆さん順調  

  水深6m前後での講習風景(弁天島)

  水深10m付近のマボヤのお花畑(アゴ島)

 今日の海洋実習で観察した生物は、ダンゴウオの幼魚やコケギンポなどの小魚やマダコなども見ることができた。しかし、初めて見るダンゴウオの幼魚(体長8mm)があまりにも小さいので驚いていた。

 その他、観察された生物は、弁天島で新たにクチバシカジカの幼魚1個体やスナビクニン・オコゼカジカ・カムチャッカモエビ・ヒメイカなどが観察できた。また、クチバシカジカの観察は、7月以降、弁天島で成魚が4個体と幼魚が3個体。アゴ島では、成魚が3個体と幼魚が2個体など合計12個体が確認されている為、最近では、ほぼ100%の確率で観察できるようになってきた。

  弁天島で新たに発見したクチバシカジカの幼魚(体長2.5cm) 

  アゴ島のクチバシカジカの幼魚は、定位置に

  オコゼカジカも、ほぼ定位置に(弁天島)

  カムチャッカモエビ(体長2cm)も多く観察できるようになってきた(弁天島)

  世界最小のヒメイカ(大きさ2cm)

  小さな岩穴に潜むスナビクニン(弁天島)

 

 


2013年8月25日(日) ファンダイブと交流会(女川町指ヶ浜)

2013-08-25 20:54:37 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:晴れ時々くもり

海況:南よりの風弱く 凪

気温:26℃  水温: 水面 22.5℃  水底 21.6℃

透明度:10~12m

 今日は、女川町指ヶ浜でいつもお世話になっている漁業者の皆さんとの交流会の為、仙台のアリエルチームと我がバックロールチームのダイバー24人などが参加し、ボートダイビングとBBQを楽しんできました。天気にも恵まれ最高のコンディションの中、3隻のボートに分乗し、ホヤ敷き根や沖合のパヤオなどを潜って来ました。

 ダイビング後、約45人で盛大なバーベキューをしながらの交流会

 1本目は、天然のマボヤが群生している「ホヤ敷き根」でのダイビング。透明度も10mほどあり、起伏のある岩礁帯がはっきりと見える。生物は、ウミタナゴやメバルの群れからエゾイソアイナメ・キツネメバルの幼魚などとダンゴウオの幼魚なども観察できた。

 エゾイソアイナメ(体長25cm) 地方名:ドンコ

    キツネメバルの幼魚(体長3~5cm)

 ダンゴウオの幼魚(体長8mm)

 カイカムリ       サクラミノウミウシ

 2本目は、海況も良いので沖合の通称「指ヶ浜パヤオ」に潜ってきました。水深15m付近の上層部には、メバルの幼魚の群れやオキタナゴの群れなど多く集まっていましたが、水深30m付近の水底部には、大型のクロソイやメバルなど群れを作っていた。

 パヤオ上層部(水深15m)   水深20m付近から見上げるパヤオ

 大型のメバルの群れ(体長30cm)   メバルの顔

 体長40cmのクロソイの顔

 次週のお知らせ

8月31日(土) 第2回 金華山沖の流れ藻&大物探索に行きます。(ベタ凪状態の時)

9月1日(日)  竹浦ボートダイビング (クチバシカジカやダンゴウオなどの観察会)

 

 

 


2013年8月20日(火) 久しぶりの雨模様だったが!!(女川町竹浦)

2013-08-21 19:53:11 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:雨のちくもり

海況:南西の風弱く 凪

気温:24℃  水温:水面  19.5℃  水底:18.0℃

透明度:2~4m

 今日は、雨が降っているだけで、海の状態は昨日と変わらないように見える。しかし、潜っていくと水温が1~2℃も下がって冷たく感じ、また、透明度もところにより悪い所があった。特に水深13m以深の透明度が1~2m程度と悪かった。今日も千葉県鎌ケ谷市のティモンオーシャンファンタジー様と一緒に竹浦のダイビングを楽しんできました。

 ティモンオーシャンファンタジーの皆さん 

1本目は、アゴ島へ。昨日までいたクチバシカジカの成魚やピンクのダンゴウオはいなかったが、赤いダンゴウオの幼魚やクチバシカジカの幼魚は観察できた。

2本目は、弁天島へ。昨日は3個体のクチバシカジカの成魚がいた為、ゆっくりと観察できるクチバシカジカを皆で囲んで納得する写真が撮れるまで撮影した。

 クチバシカジカの成魚   体長測定(全長で5cm)

その他、オコゼカジカ・ダンゴウオの幼魚・アキギンポ・コケギンポ・ウミウシ類など女川湾の生きものたちをゆっくり楽しんで頂けたが、フサギンポに会えなかったことが残念だった。

 オコゼカジカ(体長7cm)


2013年8月19日(月) クチバシカジカ三昧 (女川町竹浦)

2013-08-19 18:24:00 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:晴れ

海況:南西の風弱く 凪

気温:29℃  水温:水面21℃  水底 20.5℃

透明度:3~4m

 連日暑い日が続いている為、女川湾の水温も20℃を超えるまでになってきました。今日は、2週間ぶりに女川町竹浦へ潜ってきました。一本目は、アゴ島へクチバシカジカを探してきましたが、先日確認した幼魚は確認できなかったが、成魚が1個体と別の幼魚1個体を観察しました。また、ピンクのダンゴウオ1個体と赤ダンゴの幼魚が3個体などとオコゼカジカなども観察できました。

  アゴ島のクチバシカジカの成魚(体長4cm)

  アゴ島のクチバシカジカの幼魚(体長約2cm)

  岩肌にはピンクのダンゴウオ(体長1.5cm)

  オコゼカジカも2個体(ほぼ定位置に)

 2本目は、弁天島へ。赤ダンゴは相変わらず多く、7個体以上確認できた。また、クチバシカジカの成魚も3個体観察され、今日は「クチバシカジカ三昧」のダイビングでした。