「おながわ海中漫歩」 ちょっと海へ

宮城の海に潜って40年以上、最新の女川湾の情報をお知らせします。
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2020年3月29日(日)今日の竹浦

2020-03-29 19:47:26 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:弱雨 

海況:北東の風 多少波

気温:3℃ 水温:8℃

透明度:4~6m

 ダンゴウオの抱卵(グロット)

 今日は、ハイブリッジさんとアリエルさんに便乗して竹浦のグロットとアゴ島を冷たい雨の降る中、潜ってきました。

 水温は8℃台だが透明度はまだまだ回復していない。

 現在グロットで観察できるダンゴウオの抱卵は2ヵ所で順調に子育てしているようだ。また、ウスジリカジカやヒメフタスジカジカなどの抱卵も観察できる。

また、子育てを終了したフサギンポは、ダイバーが近づくと巣穴から出て来て遊んでくれる。

 ウスジリカジカの抱卵(グロット)

 2本目のアゴ島では、今年生まれたクチバシカジカ稚魚がそろそろ着底する頃なので探したが発見には至らなかった。


2020年3月22日(日)ダンゴウオの抱卵開始 in 竹浦

2020-03-22 15:29:15 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:くもり一時小雨

海況:北よりの風 弱く 凪

気温:8~10℃ 水温:7.8℃

透明度:3~4m

今季初観察のダンゴウオの抱卵(グロット)

 今日は、ハイブリッジさんに便乗して竹浦の中ノ島とグロットで潜ってきました。

 1本目の中ノ島では、マボヤの上にダンゴウオが複数個体がいたが、抱卵場所は発見できなかった。しかし、2本目のグロットでは、今季初となるダンゴウオの抱卵を観察、卵の様子からまだ1週間も経っていないようだ。

 その他、巣穴を構えたダンゴウオのオス、そして窪みには、産卵を待つメスが確認できた。

 岩の窪みにダンゴウオのメス

 マボヤの上にもダンゴウオのメス


2020年3月21日(土)ファンダイビング in 女川町指ヶ浜

2020-03-21 20:07:24 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:晴れ

海況:南西の風 やや強く 風波あり (強風注意報発令中)

気温:13~15℃  水温:7.6℃

透明度:5~6m

 紅白のマボヤ(純白のマボヤは1個消滅したが・・・)

 今日はアリエルチームに便乗して指ヶ浜の「ホヤシキ根」で2ダイブしてきました。

 昨日までの暴風も治まってきたが、南西の風がやや強く多少風波もあり透明度は予想していたより悪かった。

 指ヶ浜の一番人気のポイント「ホヤシキ根」は、起伏の激しい岩礁帯にマボヤが群生し、ダンゴウオ、クチバシカジカ、オコゼカジカ、フサギンポなどとウミウシ類が数多く観察できる場所だ。しかし、今日はダンゴウオは多く観察できるのだが、残念ながらクチバシカジカなどの発見には至らなかった。

 マボヤの群生している隙間に今年生まれた稚ボヤが・・・

 マボヤの上にダンゴウオのカップル(左上:オス 右下:メス)

 ダンゴウオのオス

 ダンゴウオのメス

 

 


2020年3月12日(木) 藻場回復活動 in 女川町指ヶ浜

2020-03-12 20:00:12 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:晴れ

海況:西よりの風 弱く 凪

気温:8~9℃ 水温:7.8℃

透明度:4~6m

 3~4mに成長したアカモクの群落

 今日は、アリエルチームと女川町指ヶ浜で藻場回復活動で潜ってきました。

前日までの強風も治まり、穏やかな海が戻ってきたが透明度はイマイチ状態だった。

 昨年より磯焼けした海域の一区画のキタムラサキウニを除去し、定期的にモニタリングした結果、昨年末よりアカモクが発芽し、1月14日には、20~50cmに成長、1月23日には、20cm~1mまで成長した。

 今日計測した結果、3m~4mを超えるものまであり、1日で6~8cmほど成長していた。

しかし、近くの未対策の海域は、磯焼けした状態が続いている。

 

 1月23日のアカモク (20cm~1m)