「おながわ海中漫歩」 ちょっと海へ

宮城の海に潜って40年以上、最新の女川湾の情報をお知らせします。
http://backroll-sld.com/

2023年5月4日 竹浦の海 他

2023-05-09 08:53:43 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:晴れ

海況:南よりの風 凪

気温:18.5~21.5℃ 水温:9~10℃

透明度:3~4m

 クチバシカジカの若魚(アゴ島)

 久しぶりにKAZUが竹浦のグロットとアゴ島でファンダイブしてきました。

 天気や海況は最高のコンディションだが透明度が春濁りの影響で悪かった。

 この時期は、クチバシカジカの稚魚からダンゴウオの稚魚たちが観察できるのだが、まだまだ個体数は少ない。クチバシカジカの稚魚は2~3個体ほど確認したが写真が撮れず、またダンゴウオの稚魚も数個体確認できただけだった。

その他、ババガレイ、カゴメウミウシ、ダンゴウオの成魚なども観察できた。

 ババガレイ(ナメタガレイ)

 カゴメウミウシ

 ウミネコの繁殖地(江ノ島列島 笠貝島)

 一方、JF女川町支所 江ノ島支部の春夏の漁業支援活動も先月15日から始まって5月6日現在で14日目を迎えた。

 今年の水温は昨年より2~3℃程高く推移し、潜水作業は比較的楽だが、ワカメやマコンブ、スジメコンブなど昨年多かった大型の海藻類が少なく、アカモクだけが非常に多く生育し、潜水作業の邪魔にななることもある。また、透明度も5~6mと悪かったが最近になって10mほどまで回復している。

 この支援活動は、9月末まで続きます。


2023年2月18日(土) 竹浦の海

2023-02-26 09:01:21 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:晴れ時々曇り

海況:西よりの風 多少うねりあり

気温:8.5~9.5℃ 水温:8~9℃

透明度:2~3m

 クチバシカジカの抱卵(グロット)

 久しぶりにKAZUが竹浦のグロットで2本生物探索をしてきました。

 海上は多少うねりがあり、透明度もかなり悪い中でクチバシカジカの抱卵2ヵ所とフサギンポの抱卵を観察しました。

 その他、クロアナゴやイセエビ、ウミウシ類なども観察できた。

 フサギンポの抱卵

 クロアナゴ


2023年1月4日(水) 初潜り in 竹浦

2023-01-05 12:39:34 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:晴れ

海況:西よりの風 強く 風波あり(強風注意報発令中)

気温:2~3℃ 水温:12℃

透明度:6~8m

 毎年恒例の3ショップよる合同の初潜りを竹浦のグロットとアゴ島で潜ってきました。

海上では風速10m/sほどの強風だったが、水中は穏やかで生物観察には最高の条件だった。

 この時期は、竹浦の生きものたちの繁殖シーズンでもあるクチバシカジカやフサギンポ、アイナメ、クジメなどが一同に観察できる。

 クチバシカジカの抱卵は、現在3カ所ほどで先月27日にはKAZUが抱卵している個体に2匹目のメスが産卵しに来ているのが観察された。残念ながら産卵する瞬間は撮影できなかったが、今日確認した結果、無事産卵したようだ。

 

 巣穴に入って産卵直前のお腹の大きなメス(上)と見守るオス

 2匹目の卵も抱卵するクチバシカジカのオス

その他、フサギンポの抱卵やダンゴウオ多数やクロソイの仔魚を観察できた。

 ダンゴウオの成魚

 生まれたばかりのクロソイの仔魚

 クロソイの成魚(体長 45cm)

 今年も竹浦や指ヶ浜のファンダイブと、そしてJF女川町支所  江ノ島支部の漁業支援活動も同時に行いたいと思いますので、今年もよろしくお願いいたします。

 


2022年12月25日(日) クチバシカジカの抱卵開始 in 竹浦

2022-12-26 10:31:52 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:晴れのちくもり

海況:西よりの風 やや強く 多少うねりあり

気温:2~6℃ 水温:13℃

透明度:5~6m

 クチバシカジカの抱卵(アゴ島)①

 ハイブリッジさんとアリエルさんに便乗してKAZUが竹浦のアゴ島とグロットで生物探索をしてきました。

 多少うねりがあったが、この時期はクチバシカジカの抱卵が観察時期である。

 結果は、クチバシカジカの抱卵を2ヵ所ほど観察できた他、まだ抱卵していないオスやお腹の大きなメスなど観察できた。

 今年は、クチバシカジカの当たり年となるのか、例年より複数個観察されている。

 クチバシカジカの抱卵(アゴ島)②

 まだ抱卵していないクチバシカジカのオス

 お腹の大きなクチバシカジカのメス

 


2022年12月11日(日)第21回 東北電力図画コンクール表彰式&トークショウ

2022-12-12 09:58:06 | 陸での出来事

  審査委員長より最優秀賞者への授与(女川町役場 生涯学習センター ホール)

 今年も、新型コロナの影響があったものの、昨年より多少すくなかったが4377点の作品の応募がありその中から、最優秀賞1名、優秀賞7名、審査員特別賞9名、奨励賞20名の合計37名の入賞者に賞状と記念品が贈られました。 

 テーマは、「想像の海の生きものたち」で石巻市、女川町、東松島市の幼稚園児から小学校6年生までの子供たちの豊かな発想と想像力で描いた作品に毎年毎年感動しています。

 今年の作品には、海の環境を心配するごみ問題やクジラやイルカ、ジンベイザメなどの大きな海洋生物をモチーフにした作品が多く観かけられた。

 最優秀賞の作品も「シロナガス潜水クジラ」と題し、海洋ごみの収集しきれいな海を取り戻すという作品でした。

 表彰式の後は、恒例のトークショーを開催させていただき、今年、新たに撮った写真や映像を含め「おながわ海中漫歩 ちょっと海へ」と題し、26種の女川湾の生きものたち様子を紹介してきました。

 尚、11月から始まった女川町支所 江ノ島支部の冬の漁業支援活動も順調に進んで12月9日の14日間で無事終了しました。