解っていたことだった。捉まったと聞いたとき、ああこの人はもうおわりだなあと思った。
判っていなかったのは、daijinという人達だけだった。まるでジョン・コナリーの小説みたいだ。
狂信者たちが、利用出来るだろうと思った a be は、国民が思った通りのヒトだった。外国人に意見を訊いて、「じゃ、そのように(やれやれ)」と普段通り手をつかねてテレビを見ていただけだった。
毎日のんびり遊んでいたくせに、いまさら忙しそうにコッカヨサンイインカイなんか開いて、助けて欲しいと言っている人のことなどきれいに忘れて遊んでいた。
「残虐行為に憤りを覚える」なんてつまらないことを言ったりして、よく平気でテレビに映っていられることだ。「償ってもらうために、もっと支援する」なんて、バカ言うんじゃない。自分たちは正しいと信じている連中が、償いなどするはずがないではないか。
戦争してもいいなんて、兵隊は何処にいるの? 自分が武器を持って走るのならそれもいいけど。ジエイタイに助けに行かすなんて、本気で考えているのだろうか?
A be ならびに政府の要人、もうテレビに出るな。なにも言うな。予算の討論なんか、よさんね?
仮病でもいいから、反省しているふりでもしたらどうか? それからテレビのワイドニュースでごじゃごじゃ言っているガクシャや知名人たち。なにか言えば言うほど人の命を軽んじているとしか思えないから、このニュースに関する「ご感想を」という出演依頼があっても断ってよ。
まず、今あの地に行っている日本人のみんな、一刻も早く引き上げて来るのが最上策だ。
しかし、あの人も個人的にあの国を取材しようと六回も渡るなど、無謀過ぎる。オクサンもオカーサンも、「もう止めときなさい」と言えなかったのだろうか? 2度も行けば、10冊ぐらいの本は書ける。
「君子危うきに近寄らず」と論語にある。「夫を誇りに思います」と、使命感に溢れていたようにオクサンは言っているけど、私には趣味だったとしか思えない。自分の身も守れない無鉄砲な一人の為に、日本中が悪夢に脅かされるようになったら、誰が責任とるのだろう?
この国にも、貧しくて愚かな親をもった可哀想なこどもたちは大勢いる。